爆殺遊戯 5-7話
(閑話休題)
腹ごしらえを済ませた後、どこともなく道中を彷徨っていると、ズボンを履いてない男(明知)の死体を発見する。そして、坂本が暫く進んでいくと、かなり腐乱した死体(近藤)を発見する。 そして視点を上の方に移し、遠目にヒミコの姿を発見した。
坂本を警戒しているヒミコは、劣化ガスタイプ(超広域に影響を及ぼす)のBIMを投げつけてきた。 何とか遠回りして、「ニートではありえない体力」で坂本はヒミコに接近して話し合いを試みる。 結果、男に2度も犯され(かけ)た経験を持つヒミコは、坂本の説得を一切聞き入れずにスタンガンで攻撃しようとするが、坂本の必死の抵抗によって自分がスタンガンを喰らう事となり、気絶する。
気絶した彼女をそのままにしておくわけにもいかず、坂本は彼女を連れ帰ろうとするが・・・ 道中で気が付いた彼女は「犯される前に、綺麗な体のままで死にたい」と思って再び自爆を図ろうとした。 ボタンのスイッチを押して坂本はタイマー式BIMを止め、事無きを得た。
そうして平のもとに合流して一息ついていると、コモドドラゴン(コモドオオトカゲ)の群れが3人を夜襲してきた。
6話、追跡してくるコモドオオトカゲの群れから、BIMを使って何とか脱出しようとする坂本たち一行だった が、BIM使用に関するルールから苦戦を強いられつつ、満足に走れないヒミコを背負った坂本と荷物類を持っている平(前回最後で、負傷している足をトカゲに咬まれて更に右足を傷めている)は、一時的にはぐれる。
武器も食料なども全く持っていない坂本は、急に不安になって「平さんは自分を見捨てて逃げたのでは」と思い始める。しかし、怪我を押して平が自らのBIMを使いながら自分達を助けに来てくれたので、一瞬でも疑った事を後悔する。
再び、なんとか落ち着いた3人は互いの境遇を確認し合おうとした。 そして、ヒミコから「身内或いは知り合いから、“消えて欲しい人”リストに名前を書かれたから、自分達は今ここに居る」と聞いて衝撃を受けた。
「かつての友達から、「 “消えて欲しい人”リストにアンタの名前を書いてやったから!」と言われた」,と聞かされた2人。
平は、「ワシは、家族には優しくしとったが、仕事では鬼やった。 ・・・因果応報っちゅうやつなんやな・・・」と納得。
坂本は、恐らく母親が、家庭内暴力を振るっていた自分を追いやろうとしたのではと思い至り、衝撃を隠せない。
しつこく追ってくるコモドドラゴンから逃げようと丘の上の小屋を見つけた一行は、坂本が機転を利かせてようやくドラゴン(トカゲ)を追い払うことに成功した。
男に犯されかけたというトラウマを抱えているヒミコは、坂本達とは違い、互いに自己紹介をするつもりはなかった。
「アンタらは、(ここに来るまでのいきさつを)何故言わなきゃいけないの!?」と愚痴を言うヒミコによって発奮し、坂本はBIMを複数持っている事を挙げ、「アンタは今、疑われてるんだ!」と返す。 そんな所に、恐らく本ゲームの最強優勝候補者である、黒田崇矢 さんが迫ってくる。(ん?)
小屋の位置があっという間に特定され、傭兵としての経験を有する宮本に対して一方的な劣勢に立たされる坂本達。
「共に、島から脱出する策を練ろう! 「ティラノス・ジャパン」でバイトをしていた俺なら判るんだ、このリアルBTOOOMにはゲームバランスの穴がある!」 と持ちかける坂本だったが、「所詮は、甘ちゃん特有の、根拠の無いヌルいセリフだ。」 と一蹴され、窮地に立たされる。
「BTOOOM」上での(ネット上)仮想結婚を「ヒミコ」と「サカモト」がしており、それを周囲から祝福されるシーンが7話の冒頭で流れていた。
ヒミコを連れ去った宮本は、いつ頃からか判らないがコンビを組んでいた夏目弁護士に、自分の傭兵としてのアドヴァンテージを教授する。
前回で崖から突き落とされ、奇跡的に樹枝に引っ掛かって一命を取り留めた坂本は、朦朧とした意識状態で、現実世界では互いに自己紹介していなかったヒミコの名を呼ぶ。その後気が付いて何とか小屋に戻ると、平から「あの2人組は、BIMと食料などの入ったトランクだけでなくヒミコを連れ攫って行った」と聞かされ、彼女のケータイ待ち受け画像(BTOOOM タイプΘのコスプレ)から彼女を「自分とネット上で知り合っていた、“あの”ヒミコである」と断定し、丸腰のまま救出に向かう。
そして、大川透さんによる、“あの、薄桜鬼の近藤勇局長”とは完全に真逆な( 「ジョジョ」のナレーションとも完全に違い過ぎる)平清のデブのオッサンキャラの、ドヘタレ もとい 泣きの演技が光る。
宮本は、自らが持つ特異な趣味の一つである「 “敵兵の拷問”という行為による快楽」を、ヒミコ相手に実行しようとする。そして、既に持っているレーダー等「リアル版BTOOOM」の知識と傭兵としての勘で坂本の単独行動を読み切る。
単独丸腰で占有した坂本は、やはり“ニートとは思えない体力”で夏目の動きを翻弄して追い詰め、宮本の目から逃れるように、ヒミコが拘束されている部屋を特定する。扉を開けた瞬間、クラッカータイプのBIMが目の前に飛び込んできたが、ゲーム「BTOOOM」の世界トップランカーである坂本は即座に対処して事無きを得、まずはそのままBIM一つを確保。
夏目が坂本に梃子摺っているのを感じた宮本は、「信用できるのは、やはりコイツだ。」と、サヴァイヴァルナイフを強く握りしめる。一方、その夏目は発狂しており、「俺は、エリート弁護士だー!」と叫び、正当防衛を訴えながら坂本に向かっていくのだった・・・・・・
ヒミコを人質にとり、更にそれ以上の精神的アドヴァンテージを取った宮本は、坂本を誘い出して一気にケリを付けようとした。が、発奮して思い切った行動に出たヒミコの思いがけない行動(宮本に跳びかかり、その体に劣化ガス式のBIMを取り付ける)によって意外なダメージを受けた。ヒミコが強引に坂本を連れだしてともに脱出したため、劣化ガスの被害を被ったのは宮本だけとなる。
脱出を図ろうとする2人を追掛けてきた宮本を振り切るため、坂本は夏目から奪ったタイマー式のBIM(但し、宮本の指図で3秒に設定していた)を投げつける。そうして、サブラクは討滅された・・・
そして、そんな様子を監視モニターでずっと観察していた鷹嘴が、全く悪びれていない言動をする。
「あの坂本君が、最有力候補の宮本雅志を斃したよ、ゲームバランスが格段に向上したよー!」
そして、その鷹嘴が語り掛ける側には、多数のモニター画面が設置されており、その中には“如何にも”な裏の世界のトップレヴェルのフィクサーらしい風体の面々が映し出されていた・・・・・・
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