漫画家モノの少年誌王道物語 -19話
・・・・・・七峰が実質引退状態となり、更に「模倣犯事件」が発生するなど、色々な流れがあった。
個人的には、自分が「二番目に気になる漫画家・静河流」が全く登場しない時点でこのアニメを見限るという手もあったのだが・・・ これまで欠かさず観てきた手前、 「取り敢えず最後まで観てやる」というクソッタレ精神に則って(≒乗っ取って)見続けている。
大人向けの新雑誌立ち上げ企画に伴い、佐々木編集長が「必勝 ジャック」に移り、次の編集長には瓶子氏(cv: 川田紳司)が収まった。 亜城木夢叶が「黒悪魔と白悪魔による対決」を描く「Reversi」と、「Crow」を見事な最終回を描き上げることで世間的評価を更に高めた新妻が「世界で一番凄い作品」を目指して世に送り出す「Zombie gun」との対決が始まる。まずは互いに読み切りで本誌に掲載され、「Zombie gun」が“読み切りにして得票数記録最多数(692票)”を叩き出す。しかしその翌週に掲載された「Reversi」が、更に“読み切り作品でありながら得票数最多数”を、2票上回る694票であっさりと塗り替えてしまった。
自ら作り上げた記録を塗り替えられた新妻は、亜城木に抜かれた事で「本当は、“世界”ではなく、亜城木夢叶を超える事を目指していたい」という気持ちに気付く。
更に、亜城木の2人は「完全犯罪党(PCP)」と「Reversi」のどちらを週刊誌で、或いは月刊誌の「必勝ジャック」で連載すべきかの判断に悩んでいた。 佐々木や瓶子ら重鎮を巻き込み、揉めに揉めた連載会議で「Zombie gun」が週刊誌連載になる事と「PCP」では中学生編での展開を見越して自由度の高い大人向けの雑誌「必勝」の方で連載を始める 事となり、一時的に亜城木夢叶の陣営は多忙を極める事となった。
さらに、18話で現在真城の祖父から借りていた仕事場を正式に買い取ろうという話になり、真城は「俺の叔父さんの仕事場だから、俺がここを(お爺さんから)買いたいんだ!」と、相方の高木に気持ちを打ち明けて理解してもらう。更に、祖父から「叔父の人生計画予定表」なる、あまり人には見せられない物までも受け取る事に。
小河がアシスタントとして戻って来る19話で、(小河の提案で)作業環境改善の為に仕事場の模様替えが行われた。 激務と予測見立て違いで窮地に追い込まれ、連日不眠不休で凄まじい過労になった(実質自業自得の)真城達に、「こりゃどうしようもないな」と思った小河は、何とか山場を越えさせるように知り合いのアシスタントをあてがってやるのであった。
更に、「Reversi」を読んだ新妻が、「ZG」の新規設定として、本来熱く対決すべき敵キャラをあっさりと捨ててパワーインフレを目指してきた(こういう事(敵キャラ多数)はZGでは出来てもReversiでは絶対に出来ない)。 展開に驚いた高木は苦悶に陥るが、それを真城は「ZGと違ってReversiは限定される要素が多いから、Reversiはヘタに回り道しない方が良い、長期化は難しいけど質を優先して「一気に駆け抜ける」タイプの良質な作品として完成させよう」と高木を諭すのだった。そして高木は、「実は、俺の中で最終話の展開は大体決まっていて、それまで“一気に駆け抜けようとする”と、連載は1年くらいで完了しちゃうかも なんだ。」と打ち明ける。それで真城が納得し、新たな亜城木夢叶作品の連載が順調に展開していくのだった・・・
(最新は20話までだが、ビデオに撮っているだけでまだ観てはいないので)