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Morbid And Cryptic God-Like DEATH -MORBID ANGEL & CRYPTOPSY

 本日(12/21)に届いた CRYPTOPSY のアルバムを、早速何度も聴きこんだので、先に買っていた MORBID ANGEL のと併せて、早速レヴューする事に。
 ちなみに、両方とも、ここ で、「買った(注文した)」と言っていた。 

MORBID ANGEL 「Covenant」 (2008年廉価版,1993年初盤)
 このバンドの存在は、メタルに嵌まった初期・約10年前から知っていて、当時から「いずれは欲しい」と思っていた・・・・・・
オビ:「デス・メタル最高位に君臨する魔王モービッド・エンジェル。地上界を妖気で侵略すべく発表した3rdアルバム。」

1. Rapture
 
2. Pain divine
3. World of shit (Promised land)
4. Vengeance is mine
5. Lion's den
6. Blood on my hands   
7. Angel of disease
8. Sworn to the black
9. Nar mattaru
10. God of emptiness
 
 これで1575円は、安い。 ・・・いや、安過ぎる。 値段効果も手伝って、91点。 
 7.は、なんかパンクっぽい始まり方で、この中で一番“イヤ”だった。
 10.は、以前紹介した OBSCURA がカヴァーしていた曲のオリジナルヴァージョン。


 続いて、こちらを。
 
CRYPTOPSY 「The unspoken king」 (2008年)
 6枚目のスタジオ・フルアルバムで、目下最新作。
オビ: 「新たな血により覚醒したモントリオールの暴君、衝撃の最高傑作 極限まで昇華された残虐性と突進力を削ぐことなく、ときには降り注ぐクリーン・ヴォーカルと不穏な鍵盤の音色が滲ませる様々な感情 メタル・シーン最高と歌われる鬼神フロウ・モーニエの激烈ドラミングに死者も目覚める・・・
 はっきり言って、思わず笑ってしまうオビの文だwww  やっぱり、「死者も目覚める」というオチの部分が・・・ 思わず、「何やねん!」,とw

1. Worship your demons
2. The headsmen
3. Silence the tyrants
4. Bemoan the martyr
5. Leach   
6. The plagued
7. Resurgence of an empire
8. Anoint the dead
9. Contemplate regicide
10. Bound dead
11. (exit) The few
[ Bonus track for Japan ]
12. Oh my fucking god

 前作で電撃復帰を果たしていた、「None so vile」での強烈な歌唱を披露していた ロード・ワーム が再びバンドを離れる経緯となり、新たに加入した マット・マギャキー(Matt McGachy) をフロントに据え、前作発表後に正式加入したセカンド・ギタリスト、クリスチャン・ドナルドソン(Christian Donaldson) と、新たに正式メンバーとして加入した マギー・デュランド(Maggy Durand)(Key, Samples) の助力を得て、より高次元なエクストリーム ・・・・・・いや、デスメタルスタイル・サウンドを呈示するようになった 事が、ありありと窺える。

(註:マギー は、ちゃんとメンバー紹介欄で正式メンバーとして紹介され、バンド・フォトショットでも他の5人と同席している)

 前に紹介した「None so vile」も凄まじかったが、今作は、より私好みの、SADIST や NECRODEATH 、NEGLECTED FIELDS 等にも近い作風に仕上がっている。 尤も、挙げた3バンドはクリーン声とデス声の併用はしていないけど。 (でもやっぱり、AMORHIS とは大きく違うと思うので)
・・・・・・自分好みの楽曲構成に近い(近くなった) というのは、当然、個人的には有り難い。 ・・・他のコアなファンがどう思うかは別として。
 誤解を恐れずに表現すると、“メロウな”フレーズが多く聴かれる。
 小澤さんが78点を付けていたが、その気持ちも何となく解らないでもない。要するに、この人が、自分とは違ってよりエクストリームな物を求めている,というだけの話だ。 個人的には、90点くらいは付けておきたいと思うのだが。
(※ 実は俺、MESSHUGAH のアルバムは一枚も持っていないし、試聴した曲の数も、そんなに多くないし・・・)


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し、しまったあああ・・・・・・ さっきの IMMORTAL SENSE の記事で、丁度600回目やったんかぁぁぁ・・・・・・ (← 全然意識してなかったヤツ)
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テーマ : デスメタル
ジャンル : 音楽

病的な堕天使による邪悪な二旋律

 少し前に買った MORBID ANGEL のアルバムを、出しておく。


MORBID ANGEL 「Illud divinum insanus」 (2011年)
 メンバーとして、ZYKLON などで活躍してきた デストラクター(Destructhor) を迎えての4人編成。
オビ:「帝王、再び・・・ 漆黒のカリスマ、デイヴィッド・ヴィンセント復帰第1弾にして約8年振りの新作、降臨 デス・メタル・シーンの頂点に鎮座する帝王は禍々しくも神々しい・・・

1. Omni potens   2. Too extreme!
3. Existo vulgoré   
4. Blaze of Baal
5. I am morbid
6. 10 more dead
7. Destructos vs the earth/attack
8. Nevermore
9. Beauty meets beast
10. Radikult
11. Profundis – mea culpa

 メンバー4人表記の内、ヴィンセント のクレジット表記が「Mr. Vincent」となっているのが、少し面白かった。
 何故か、初っ端から、変な (あまり入り込めないような“デスメタルの邪道タイプ”の) が出てくる。 そんな曲順配置だけでも、充分に減点対象となるわけであり・・・  正直、2.を一通り聴いて、「ふざけんじゃねえ!」と思ったし。
 ほかにも、まるでグルーヴ・ダンス系のリズムがちらほら出て来た感もあり・・・・・・  あまり、「ドラマティック・デス」とは思えなかった。
 79点。 B誌では、奥野さんが90点を付け、絶賛していた(勿論、ビシッと指摘するべき所は指摘していたが)。 ・・・自分としては、先入観を持ちすぎていたことは自覚している。しかし、期待感が削がれた事は否めない。


続いて、前作(8枚目)アルバムを。


「Heretic」 (2003年)
 メンバーは、トレイ & ピート の2人と スティーヴ.タッカー のトリオ構成。
輸入盤なので、当然オビなし。

1. Cleansed in pestilence (Blade of elohim)
2. Enshrined by grace
3. Beneath the hollow
4. Curse the flesh
5. Praise the strength
6. Stricken arise
7. Place of many deaths
8. Abyssous
9. God of our own divinity
10. Within thy enemy
11. Memories of the past
12. Victorious march of reign the conqueror
13. Drum check
14. Born again
(以降、全て シークレット・トラック扱い)

 13.は、ドラム“チェック”というか・・・・・・ 実質ドラムソロである。 サンドヴァル氏 の強烈爆裂ドラミングが、凄まじかった・・・・・・・・・!!!!!!  以降、インストとかSEとか無音トラックが続く(このCDは、44曲が入っているが、実質は16曲入りだという事)

 89点。 まさに、MORBID ANGEL らしい荘厳なイメージを聴き手に与える、良い作品だ。  禍々しさ・神々しさは、新作よりもこっちの方が上だと思う。

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テーマ : Death Metal
ジャンル : 音楽

真の暗黒芸術展。 -MORBID ANGEL「blessed are the sick」

 未だ色褪せることなくバンド史上最高傑作ともいえる、ドラマティック・デスの最高峰アルバムに位置する、モービッド・エンジェル の2ndアルバムを紹介しておく。
 つい最近手に入れたばかりだが、買ってからすぐにカーステに放り込んで、相当にヘヴィロテしていた。
 ここ数年間買った中でも、十分上位に  ・・・・・・いや、トップ10に入るくらいに気に入ってしまった。


MORBID ANGEL 「Blessed are the sick」 (2011年リマスター版(EARACHE),1989年初盤)
 メンバーは、バンドのブレインである トレイ・アザトース(キーボードも担当) と“人間機関車”の異名をとる ピート・サンドヴァル 以下、デイヴィッド・ヴィンセント(David Vincent, Vo/B) 、リチャード・ブルーネル(Richard Brunelle, Lead G/Acoustic G) という4人組。
 アルバムカヴァーは、画家・J.Deville(1867 ~ 1952) による作品「Les tresors de Satan」であり、クレジット文章の内容を見る限り、正式な手続きを経て採用させてもらっているようだ。
 輸入盤なので当然オビなし。

1. Intro   2. Fall from grace
 
3. Brainstorm
4. Rebel lands
5. Doomsday celebration
6. Day of suffering
7. Blessed are the sick / Leading the rats
8. Thy kingdom come
9. Unholy blasphemies
10. Abominations   11. Desolate ways
 

12. The ancient ones   13. In remembrance
 

 1., 11., 13.はインスト。
 暗黒世界を描き出すコンセプトものであることが、ジャケット絵(デヴィーユ氏の絵画)や各曲のタイトル、それぞれの曲調からもありありと判る。 音楽(メタル)そのものとしても、非常に練りこまれた素晴らしい作風。
 92点。 最新アルバムなんかよりも遥かに気に入っている。

「ただひたすら、暗黒世界に酔いしれるがよい・・・!」というところかな。
(自分で勝手に考えたオビタタキ文)


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テーマ : MELODIC DEATH
ジャンル : 音楽

腐った肉のイメージは、全然シンフォニックとは無縁だと思う。 - SEPTICFLESH

 一時は解散していた、ギリシャ出身のシンフォニック/メロディック・デスを中心骨格としたバンド、SEPTIC FLESH の、復活作品と最新アルバムを紹介しておく。 ちなみに、実は復活後は二単語構成でなく、SEPTICFLESH という一単語表記にしているらしい。    購入記事


作詞は、2作とも ソティリス・V(Sotiris Anunnaki, Clean Vo/G) が書いている。

 SEPTIC FLESH 「Communion」 (2008年)
 4年の活動停止(実質解散)期間を経て、セス(Seth Siro Anton, B/Vo, Artwork) とクリストス(Christos Antoniou, G/Orchestration) らによって活動を再開。 プロデュースは、フレドリック・ノルドストローム(Fredric Nordstrom)とバンドの共同。
オビ:「古代(いにしえ)より甦りし暴虐のDNA・・・  ギリシャ産エクストリーム・メタル・バンド「セプティック・フレッシュ」のシーン復帰作!! 古代エジプト、ギリシャ、クトゥルー神話を題材に、総勢100名にも及ぶ生オーケストラと合唱隊を従え、映画の如く壮大なスケールで迫る、これぞ「ヒストリーム・メタル」の決定版!!

1. Lovecraft's death
2. Anubis
3. Communion
 
4. Babel's gate
5. We, the gods
6. Sunlight / moonlight
7. Persepolis
 
8. Sangreal
9. Narcissus
[ Bonus track for Japan ]
10. Anubis (orchestral version)

 これまでメロデスを基盤としつつも音楽性を結構変えてきていたらしい(シンフォニックとかゴシカルとかドラマティックな要素の加減が作風ごとにかなり大きく違う らしい) が・・・ もともと、このアルバムが初のセプティックフレッシュ・アルバムとなる自分からすれば、過去の音楽の変遷を聞いた程度では、それが特にどうとも思わない。 (ただ、良い音楽であればいい という事だけ)
 ダーク&ドラマティック、そしてオーケストラとクワイアを大胆に導入した、非常に神秘的な(当然だけど)作風。
 86点。 B誌では、土屋さんが89点を付けていた。 


「The great mass」 (2011年)
 ピーター・テクレン(Peter Tägtgren) と ヨナス・キェルグレン(Jonas Kjellgren) といった北欧の腕利きプロデューサー2人がそれぞれミックスとマスタリングを手掛けている。
 輸入盤につき、オビなし。 ・・・・・・最近は、輸入盤には何らかのDVDが付くタイプが多くなり、国内流通版はDVD付きヴァージョンが販売されないという配給パターンが多くなってきている。。。 どうしてなんだろ? (国内盤は、11.にボーナストラックとして 1.のオーケストラヴァージョンが収録)

[ CD ]
1. The vampire from Nazareth
2. A great mass of death   
3. Pyramid god
4. Five-pointed star
5. Oceans of grey
6. The undead keep dreaming

7. Rising   
8. Apocalypse
9. Mad architect
10. Therianthropy

[ DVD ]
 ―・ Dolby 5.1 surround of NEW FULL ALBUM
 ―・バンドメンバー4人のインタヴューやスタジオ裏のシーン
 

 85点。 B誌では、小澤さんが82点を付けていた。 ・・・・・・最近のDVDによく付いている、楽屋裏のシーンを収録したDVDは、個人的にはあまり・・・ (そういう意味で、国内盤の方を買うべきだったかとちょっぴり反省・・・) 音造りは非常に素晴らしい。

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テーマ : MELODIC DEATH
ジャンル : 音楽

神の血肉を分け与えられし、死を演ずる伊国産交響死曲 -FLESHGOD APOCALYPSE

 イタリアから出現した、シンフォニック・デスのニュー・アクト、FLESHGOD APOCALYPSE による日本デビューとなる最新アルバムを。
   公式サイト      購入記事


FLESHGOD APOCALYPSE 「Agony」 (2011年)
 THE KOVENANT(ex. COVENANT)MORBID ANGEL 、また DIMMU BORGIRSADIST などの要素を纏め上げて新機軸シンフォ・デスを打ち出した会心・出世作。 購入を決定したのは、試聴した CARCASS のカヴァーが良かった という理由もあるわけだが・・・。
オビ:ヨーロッパ中を震撼させる シンフォニック・デス・シーン超期待の超新星誕生! イタリア出身のクインテット、フレッシュゴッド・アポカリプス待望のメジャー・デビュー作。荘厳かつ、クラシカルな響きと劇的なデス・パートが拮抗するスリリングな傑作!

1. Temptation   2. The hypocrisy
3. The imposition
4. The deceit
5. The violaton
 
6. The egoism   
7. The betrayal
8. The forsaking
 
9. The oppression   
10. Agony
[ Bonus track for Japan ]
11. Heartwork (CARCASS cover) 
 

 シンフォニックメタルとブラストビート付きのメロデスが完全に融合した ともいえる、オーケストレーションがふんだんに盛り込まれたエクストリーム・アグレッシヴ・デスメタル・チューンが、何というか、とにかくひたすらに物凄い。
 「グロウル(デス)ヴォーカルとプログレ/シンフォ/ドラマティック・チューンとの究極の融合型」を地で行く、メロディック/ドラマティック/シンフォニック・デス作品。
 
 90点。持っている SEPTICFLESH の2枚のアルバムそれぞれよりも好きだ。 B誌では、羽田さんが91点を付けていた。

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テーマ : オーケストラ
ジャンル : 音楽

D(4th) & E(5th) of MORBID DEATH

 耽美でドラマティックなデスメタルの先駆者、モービッド・エンジェル のアルバム「Domination」と「Entangled in chaos」を。  購入記事

 共に、2011年11月に1575円(税込)で再発された。 ・・・・・・今年は、こういうパターンで“買わされた”アルバムが一段と多いような気がする・・・(汗)

 何せ、現在、順当に(?)「今年買ったCDリスト」を作成中なのだが、数が膨大過ぎて、ちょうど一年前に立てていた「201年に買うアルバム予定枚数」を軽く4倍ほど超えてしまっているので。。。(超爆死)(大量冷汗)


MORBID ANGEL 「Domination」 (1995年初盤)
 当時のメンバーは、ギターと共にキーボードも担当する トレイ・アザトース(Trey Azagthoth) & エリック・ルータン(Erik Rutan) 、そして ヴォーカルを兼任するベースの デイヴィッド・ヴィンセント(David Vincent) 、勿論忘れてはならない“人間機関車” “人間発電所”の異名をとる ピート・サンドヴァル(Pete Sandoval) 。
オビ:「全ての邪悪なる者よ、その足元に跪け。 デス・メタル界を統治する闇の帝王が、95年に産み落とした通算4作目。」

1. Dominate
2. Where the slime living   
3. Eyes to see, ears to hear
4. Melting   5. Nothing but fear
6. Dawn of the angry
7. This means war
8. Caesar's palace   
9. Dreaming   10. Inquisition (burn with me)
11. Hatework
( Bonus tracks )
12. Sworn to the black (Laibach re-mix)
13. God of emptiness (Laibach re-mix)

 4.と 9.はそれぞれ、5.と 10.のイントロ的なインストもの。
 点数は、89点。 ドラムパターンの多様さ、更にダークな旋律を纏ったギターフレーズの多様さ など、バンドの持つ独特の雰囲気が堪能できる秀作。


「Entangle in chaos」 (1996年)
 (当時として)デイヴィッド 在籍時最後の作品となった、現在唯一のライヴアルバム。 その D.ヴィンセント が今でもバンドに復帰している事は、誰でも知っているだろうが。
オビ:「デス・メタルの帝王による唯一のライヴ・アルバム。96年作品。 常軌を逸したアグレッションと強力なライヴ・パフォーマンスが襲い掛かる!」

1. Immortal rites   
2. Blasphemy
3. Sworn to the black
4. Lord of all fevers and plague
5. Blessed are the sick
6. Day of suffering
7. Chapel of ghouls   
8. Maze of torment
9. Rapture   
10. Blood on my hands
11. Dominate

 点数は、90点。 ・・・何というか、とにかく、“聴いた感じの雰囲気”というのが、とにかく、良い。 VADER とは異なる方向性でのダーク・ドラマティック・デス というのが、よく出ている。


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テーマ : MELODIC DEATH
ジャンル : 音楽

どうしても、METALLICAとの話題がくっ付いてきそうだ - AL NAMROOD(アラブ圏出身なので)

 アラビア語(アラビア文化)圏、サウジアラビアを国籍に持つメタルバンド というのは、非常に少ないと思う。しかも、更にその中でも デス/ブラック といったサブジャンルの音楽は、恐らくいないだろう ・・・というのは、どうやらまやかしのようだった。

 嘗て、「アラブ語圏の諸国はHR/HMになじみがなく、その為アラブ兵士たちに METALLICA などを聴かせるという拷問が効果的」とかなんとかいう、実に間の抜けたアホらしいニュースが流れた時があり、それを受けて METALLICA 側も、「最近のエクストリーム・ミュージックを知っている奴ならば、俺達が BEATLES や SIMON & GARFUNEL 程度に聞こえるのにな。」などという実に気の利いたコメントを出していた 事があったが・・・
 REIGN OF THE ARCHITEST(以前、手を出した事がある) や ORPHANED LAND(こちらは、未入手) などといったバンドがイスラエル近辺から世界に飛び出しているが、この AL-NAMROOD は、それらを軽く凌駕する領域に達している。なんと、メロデス/ブラック・メタルの領域の音楽を演奏しているのである。
 戦争/国際問題関係のジャーナリスト達には、ぜひとも、このバンドのメンバーに対して謝罪してほしいものである! ・・・この言葉を、ネタとしてでなく真面目に受け止める人がいたら、その顔を見てみたい。

   バンド公式サイト   YT上公式サイト   購入記事

 アラビア文化圏の民族楽器と旋律を積極的に取り入れたファストでアグレッシヴな曲が多い。また、共に、アラビア語で歌っているが、その関係からなのかは不明だが、歌詞が一切載っていない。

AL-NAMROOD 「Heen Yadhr Al Gsaq」 (2014年)
 メンバークレジットや参加ミュージシャンの表記は、Humbaba(Vo) 、Mephisto(G/B/Perc.) 、Ostron(Arabian instruments) のみ。

1. Estahalat al harb  (The holy war has began)
2. Heen yadhar al ghsaq  (When murky sky appears)
3. Youm yukram al jaban  (When the coward is praised)
4. Bat al thaar nar muheja  (Veangence abided bonfire)
5. Um al qashaam  (Eagles)
  
6. Subat  (Covering the nucleus of a comet)
  
7. A'aj al safeeh  (Abandonment of ignorant)

 ここで紹介した動画は公式のもの。また、アラビア語とアラビア文字のローマ字表記だけでなく、それぞれの曲名の英訳が付いている(曲名後の括弧内に記載)。
 印象的な始まり方で聴かせてくる 4.など、プログレ・メタルやシンフォニック・メタルから強く影響を受けたと思われる曲作りが良い。ギターのフレーズは、80年代型正統派メタルを始めとする、これまでに出て来たあらゆるメタルの要素全てがトレースされているように思った。ベースやドラムにしても同様で、メロデス/ブラックに多くありがちなフレーズというのは申し分程度にしか聞こえてこなかった印象で、むしろ声と音質以外はデス系から完全に別物といえるかも?
 特に、5.でのギターリフは、正に完全な「ヘヴィ・メタル」のものである。
 点数は、85点
 また、随分と久しぶりに「このアルバムの宣伝文(オビタタキ)を考えてみよう」と思い立ったので、試しにと考えてみた。 ↓
「 「は? メタリカが拷問だって? そりゃそうさ、あんなヌルい音楽なんて興味ないからな!」 - 中東メタル界の第一人者、アル・ナムルード、本格的な聖戦に向けて動き出す。前作よりも更にドラマ性を増した傑作。」
(註:挑発的な言葉と聖戦とを掛けて、作ってみた)


「Kitab al-awthan」 (2012年)
 メンバーは、Mudamer(Vo) 、Mephisto(G/B) 、Ostron(Oriental Keys) で、サポート・ドラマーとして Adel が参加している。

1. Mirath al shar   2. Min trab al jahel
3. Hayat al khlood   
4. Ashab al aika
5. Al qaum, hakem al huroob
6. Kiram al mataia   
7. Ez al mulook
8. Bani la'em   9. Wa ma kan lil sufha' entisar

 このアルバムに収録されている曲は、公式サイトから無料発信されていないので、いずれ消される可能性が高い。
 1.と 9.はインスト。
 全ての曲が、起伏に富んだ、かなり練り込まれた内容である。最新作同様、プログレ/ドラマティック/シンフォニックな要素を十分に持ち合わせている。たまに見る「フォークメタル」というこのバンドの呼び名には違和感を覚える。
 ドラムのフレーズが多彩で、ブラストビートが「ここぞ」という所で出て来る 点で見ても、作曲センスが非常に高い事が伺える(作曲名義はバンド名)。
 点数は、84点
 自分が考えたこの宣伝文:「 「え、メタリカが俺達の耳に馴染んでいないって? 確かに俺達はデス/ブラックメタラーだけど、スラッシュメタルや昔のHMだって好きで聴いてるんだぜ?」 - サウジアラビアから出現した、エクストリーム/デス/ブラック・メタル・アクト、アル・ナムルード、世界へと羽ばたく決定盤。 ドラマティック且つアグレッシヴな3枚目フルアルバム。」

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テーマ : MELODIC DEATH
ジャンル : 音楽

滅霊化守之弐和肆盤 - MELECHESH 「the epigenesis」&「sphynx」

  イスラエル出身のドゥーム/デス/ブラック・メタルバンド、MELECHESH のアルバム2つを紹介する。   購入記事
 バンドは、日本では「エルサレム(Jerusalem)出身」とされているが、国際的には出身国/地域は「Jerusalem/Netherlands」と表記されることが多い。

 バンド名は古ヘブライ語で「神」を意味する「melech」と「火」を意味する「esh」を合わせた造語で、発音は「meleⅹe∫」である(日本語では「メレケシュ」「メレヘシュ」のいずれも可)。


MELECHESH 「The epigenesis」 (2010年)
 最新作である4thアルバム。バンドリーダーである アシュメディ が単独でプロデュースを行っている。
 バンドメンバーの表記は、
The MELECHESH Mystics are:
Ashmedi - Vocals, 6 & 12 strings Guitars
Moloch - 6 & 12 strings Guitars
Rahm - Bass
Xul - Drums

 となっている。 正直、Xul がどのように発音して良いものか、よく判らないのだが・・・

1. Ghouls of nineveh
2. Grand gathas of Baal sin
 
3. Sacred geometry
4. The magickan and the drones
5. Mystics of the pillar
6. When halos of candles collide
7. Defeating the giants
8. Illumination: the face of Shamash
9. Negative theology
10. A greater chain of being
11. The epigenesis

 6.と 10.はインスト。 11.は、実に12分に及ぶが・・・ ゆったりしたミッドテンポでメタルコア的なグルーヴが続き、正直言って、聴いていて大分ダレてくる。
 2.に代表されるような、結構引き締まった、スラッシーでデスメタリックな曲もあるのだが・・・ 大曲を目指そうとしたタイプの長めの曲となると、聴いていてどうしてもテンションが落ちてしまう。
 点数は、82点。 暗黒儀式的な雰囲気が強く出ているのが、初期の THERION にも通じると思った。


「Sphynx」 (2003年)
 2ndアルバム。 (3rdは、在庫の都合で入手できなかった)
 バンドメンバーの表記が、
The Sphynxologists of Melechesh are:
Ashmedi: Rhythm & Lead Guitars, Lead Vocals
Moloch: Rhythm & Lead Guitars
Al'Hazred: Bass, Vocals
Proscriptor: Drums, Vocals

 となっている。

1. Of mercury and mercury
2. Secrets of Sumerian sphynxology
   
3. Annunaki's golden thrones
4. Apkallu counsel
5. Tablets of fate
6. Triangular tattvic fire   
7. The arrival ritual
8. Incendium between mirage and time
9. Purifier of the stars
10. Caranans to Ur

 7.と 10.はインスト。また、10.は本編が4分ほどであり、5分ほどの無音パートの後(10分頃)にアウトロのようなSEが3分半ほど流れてくる。
 ドラマティックでプログレッシヴなデスメタルに積極的に中東圏の民族楽器を導入し、動と静のパートを作り上げていく ・・・という所は解るのだが、冗長に感じる箇所が結構多い。
 “あの”アンディ・ラ・ロック のプロデュースという割には、あまりパリッとしていない音と楽曲の質だな、というのが正直な感想。 点数は、77点

 ちなみに現在では、バンドメンバーは Ashmedi と Scorpios(Bass) の2人だけとなっているらしい。 (Wiki情報による)

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テーマ : MELODIC DEATH
ジャンル : 音楽

堊屡 南無流怒、弐式盤 (AL-NAMROOD's 2nd album)

 サウジアラビア出身のデス/ブラック・メタル・バンド、アル・ナムルード(AL NAMROOD) が2010年に発表していた2ndアルバムを紹介しておく。   購入記事


AL-NAMROOD 「Estorat taghoot」 (2010年)
 Mephisto(G/B) ,Ostron(oriental keys) , Daruis(Dr) というバンドメンバーに、Mardus がゲスト参加して全編でヴォーカルを執っている とう形で制作・録音されている。
 歌詞が一切載っていない というのは、当然か(曲タイトル、歌詞、共にアラビア語)。

1. Arousal at nebuchadnezzar fortress
   
2. Junood al amjaad
3. Estorat taghoot   
4. Ma kan mn al dahr mundther
5. Endma tuqsaf al ruoos
6. Ma'dabt al audhama   
7. Fe youm thaqeef
8. Wata'a bakhtanasar   
9. Laylat ghabra'a
10. Asda al dmar
11. Ajal Babel   

 アラブ旋律とアラブ楽器を駆使した、それでいてデス/ブラックメタル然りとした攻撃性と邪悪性、またドラマ性は、最近の2作と比べてさほど劣っているというわけでもない。
 点数は、83点
 
 前の記事に引き続き、「オビタタキを考えてみる」シリーズをここでもやってみる。
「 「はたして、誰がMETALLICAとこのバンドを比較出来ようか。いや、出来る者など居ないだろう・・・」 中東より出ずる、エクストリーム・メタル・バンド、アル・ナムルード。世界進出の整った、基盤となるべくして作り上げられたセカンドアルバム、日本登場。この時点で既に、世界レヴェルでドラマティック!!」
 随分と気が早過ぎるとも思うけれど、これくらいのアオリ文であっても別に良いのでは,とも思ったので。

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テーマ : MELODIC DEATH
ジャンル : 音楽

プロフィール

KnackValm

Author:KnackValm
 URL とブログ名で判る通り、とてもカオティック(混沌的)にあれこれがムチャクチャに混ざり合っているので、ご注意を。
(1万アクセス越えを機に、HNをマイナーチェンジ)


 ドラマは殆ど観ない。 アニメは観る、但し殆ど深夜もの!
 CLAMP先生、PEACH-PIT先生以外にも、特に 東條仁先生や今野直樹先生、藤原カムイ先生、高橋留美子先生、藤原芳秀先生、島本和彦先生等々の作品も好む。
 ファンタジーとSFとスポーツと、ストイック・ハードボイルドな漫画を好む。 最近は、「バチバチ」と「弱虫ペダル」にハマッている。
 ゲームは、もっぱらファルコムかStudioGIW。要するに、PCゲーム。
(註:ネタバレ全開状態で突き進むので、そこの所注意して読んでいくように!!!)
  “自称・オタクらしからぬオタク”。
よく見るニュースは、福祉・国際・人権・文化・学問(特に生物学)など。

・・・好きな音楽は、ジャズ/フュージョンやHR/HM系、メロディック・デスなど。 あと、BONNIE PINKや'90年前後の女声HR、ファンクやR&Bも。

 リンクする際には、是非ともご一報を。

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