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The Real Double Members of Death

 今年最後を飾るブログの記事は、音楽。 と言うよりは、年の終わり(≒終末,≒死?)とシャレこんで、こういうのにしようかと。。。


 DISMEMBER ・・・・・・それは、デスメタルなる音楽が生まれた当初からすぐにその音楽性を認められ、時にはメロデスの範疇で語られながらもブルータルさを失う事無く、飽く迄もアグレッシヴなスタイルも貫き通しつつ自分達流の激音制作を邁進している、強固なバンドである。
 1988~89年の辺りに結成、ファーストアルバム発表は'91年、また「デスメタルの」或いは「メロデスの」元祖の一つとしての位置と誇りと実力を維持し続けている、アグレッションとメロディの同居する作品を連発している。
 また、サードアルバム「Massive killing capacity」では、楽曲構成はともかく、サウンドプロダクションに問題がある(音質がザラッとした粗い感じのでなく、クリアな感じになっている)ので、メンバー達はあまり気に入っていない様子。

  Matti Kärki(vo) David Blomqvist(Lead G) Robert Sennebäck(Rhythm G)
  他メンバーは、後述。  
  

DISMEMBER 「DEATH METAL」 (2005年・輸入版,オリジナルは2000年(日本版) )
 元メンバー、リチャード・カベザ(Richard Cabeza, B) が舞い戻ってさっそく作曲にも参加して作られた4作目。 オビ無しで、再版盤のボーナストラックあり。
1. Of fire
2. Trendkiller
3. Misanthropic
4. Let the napalm rain
5. Live for the fear (of pain)
6. Stillborn ways
7. Killing compassion
8. Bred for war
9. When hatred killed the light
10. Ceremonical comedy
11. Silent are the watchers
12. Mistweaver
[bonus tracks -recorded at SUNLIGHT STUDIOS 1996]
13. Pagan saviour (AUTOPSY cover)
14. Shadowlands  15. Shadowimage  16. Shapeshifter
 物凄く潔いアルバムタイトルなので、タイトル名を目にした瞬間、音楽を一切聴かずに「80点は確保!」と言ってしまいたくなるwww
 それ以外にも、音楽的な意味でも評価されるべき良い点がある。 ・・・まあ、デスメタルのようなジャンルのものとなると、曲それぞれの持つ個性があまり無いようにも思えるので、総評の結果は「あくまでも収録曲トータルでの、アグレッション・メロディ・曲構成・・・etc.」となるが。
 で、スピード一辺倒にならずに全体の楽曲構成でギターの見事に扇情的なメロディを際立たせ、スピード感とリフのヘヴィネス&攻撃性を聴き手に感じさせる作りが横綱相撲のようだ。 スローな 12.もダークな雰囲気が良い。 アルバムタイトル込みで、点数は91点くらいに・・・!!!



「DISMEMBER」 (2008年・日本版)
 2007年に、バンドの中心人物で作曲家でもあった フレッド・エストビー(Fred Estby, Dr) が脱退するという危機に見舞われるも、他メンバーによる作曲と新たなドラマーの加入によって建て直し、2008年にバンド名を冠して発表された8枚目の新作
 録音当時のメンバーは、マッティ・カルキ&デイヴィッド・ブロムクヴィスト に、マーティン・ペルソン(Martin Persson, G)、トビアス・クリスティアンソン(Tobias Cristiansson, B)、トーマス・ダウン(Thomas Daun, Dr) が加わったもの。
1. Death conquers all
2. Europe burns
3. Under a blood red sky
4. The hills have eyes
5. Legion
6. Tide of blood
7. Combat fatigue
8. No honor in death
9. To end it all
10. Dark depths
11. Black sun
12. Trail of the dead (live)
 暴虐の音質、流麗なギターライン、ヴォーカル、(全体的な)プレイ ・・・・・・“まじりっけの無いピュア・デスメタル”とメロディが完全に融合した、“ジャンルとして”ならば ARCH ENERMY と同じ世界に存在する事を再確認させてもらえる作品。 というか、重大な変化があるように思われながらも結局ブレが無かった というのが凄い。 相変わらずの横綱相撲っぷりである。
 9. は、「I don't wanna die」という部分歌詞がものすごく聴き取りやすいが、それ以上に、ギターソロ&ギターリフが煽情的且つメロディアスにもなっている。
 採点方法は、当然上述(タイトル込み)に従った上で、87点。

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テーマ : HR/HM
ジャンル : 音楽

Massive Killing Incidental Obsession

 以前紹介したDESMEMBERの作品の、残り全部を紹介しておこうと思う。

 2nd「Indicent & obscene」と、3rd「Massive killing capacity」の2作品である。

 前回でも書いたけど、「デスメタル」と同時に「メロデス」をプレイする,とでもいうのだろうか、アグレッションを剥き出しにしつつ同時にメロディックな(叙情的な、咽ぶような)曲&リフの展開を繰り出してくるこのバンドは、現在に於いても良くも悪くも不変のスタンスを貫き通している。
 ・・・2つとも、常日頃からお世話になっている、チャリ行動範囲内にある新古書店で買ったものですが、何か?(微汗)

DISMEMBER 「Indicent & obscene」 (1993年)
 DISMEMBERとしての美学と作曲能力を注ぎ込んだ感のある作品。 裸の男性の上半身が、心臓を含む中央部辺りが刳り貫かれて"Fleshless"な状態になってる(当然流血あり)という、結構ショッキングなアルバムジャケットではあるが・・・
 CDジャケット裏に映っているメンバーショットは、バックもメンバー全員の服も黒で纏まっていて、とても硬派を感じさせてくれている。

1. Fleshless
2. Skinfather
3. Sorrowfilled
4. Case #obscene
5. Souldevourer
6. Reborn in blasphemy
7. Eviscerated (bitch)
8. 9th circle
9. Dreaming in red
 “ざっくり”といった感じの、他のアグレッシヴ・メロディック・デスのバンドと比べてベースが聴き取りやすいバランスになっている。 また、ドラムがスラッシュ気味になっているのも中々小気味が良くて、個人的には好きだ。
 次作程でないとはいえ、音質がさほど“荒々しい”と感じないのは、当時のサウンドプロダクション技術に起因するのだろうか?
 当然だが、リード・ギター・ソロが扇情的に迫って来る上で、リフやドラムのパターンもインテンシヴなので、それぞれの曲の持つ個性という意味では評価は低くなるものの、
 特に 9. で飛び出す叙情的なギター・イントロのメロディや各曲のギターソロパート(少ないけど)や、あまり聴き手に嫌悪感を与えない(と、個人的には思う)ヴォーカル等といった物を考慮に入れると、83点かな。

「Massive killing capacity」 (1995年)
 俺にとっての、初DISMEMBER。 というか、実は、初デスメタル・アルバム。
 もちろん、このアルバムは当然、バンド自体に対しても、特別な思い入れを持っている・・・。

 今、これを改めて冷静に聴き直しても、各曲の個性があり、これまでの中で最もメロディアスな曲が並んでいると思う。 ・・・但し、サウンドプロダクションの方はこのバンドのメンバーが「これまでの中で最も気に食わない」と言っている、クリアなもの。 叙情的・陰鬱・扇情的なギターラインが良い。 
 
1. I saw them die
2. Massive killing capacity
3. On frozen fields
4. Crime divine
5. To the bone
6. Warhead
7. Hallucigenia
8. Collection by blood
9. Casket garden
10. Nenia
11. Life - another shape of sorrow
 ギターラインの、リフとソロに於ける決めと、程よくメロディアスで歌詞が聞き取れる程度の凶暴さと歪曲度を持つ強靭なヴォーカルラインがよく判る。
 ドラムが、あまりにもHM(と言うよりは、HR?)寄りな音像になっているけど・・・
 そういう意味では、若干の不満もあるかも知れないが、やはりメロディを注意深く聴いていくと、このバンドとしては最高傑作かもと思ってしまうものがある。
 8. のギターラインは正に「美麗」と言えるものだし、ギターメロディをじっくりと堪能させてくれる上に局所でたまに聞かれるベースも良いインストの 10. や、アルバムのトリを飾る 11. の、特にイントロ部分(ヴォーカルが入る直前までの1分22秒)でのインスト陣が展開するフレーズも、暗黒美旋律の教科書のトップに出てきそうなくらい素晴らしい。 また、11. のエンディングパートでは、パイプオルガンに近い冷たくて金属的なオルガンの演奏が入ってくる(シンセサイザーとかでなく、実際にプロのオルガン奏者に演奏して貰っている)。
 ・・・・・・・・・DISMEMBERサウンドとして問題点があるものの、それを度外視して評価するならば少なくとも90点は献上しておかしくないかも。
 ・・・・・・・・・・・・個人的には思い入れのある一枚なので、95点としておきたい。



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テーマ : MELODIC DEATH
ジャンル : 音楽

5th Campaigne of Dismembered Hatred -DISMEMBER 「Hate campaign」

 スウェーデンの古豪、DISMEMBER の、「Death metal」に続く5枚目のスタジオ・フルアルバム。

DISMEMBER 「Hate Campaigne」 (2000年)
 
オビ:「破壊こそ我が命・・・ スウェーデン最強のデス・メタルの重鎮「ディスメンバー」待望のニュー・アルバム遂に完成!! 新たにシャーリー・ダンジェロ(B)を迎えて放つ、まさに起死回生の一撃。怒涛の疾走チューン満載の驚愕のニュー・アルバム!!
1. Suicidal revelations  
2. Qestionabale Ethics
3. Beyond good and evil
4. Retaliate
5. Enslaved to bitterness
6. Mutual animosity
7. Patrol 17  
8. Thanatology
9. Bleeding over
10. In death's cold embrace
11. Hate campaign
[ Bonus track for Japan ]
12. Live to hate
13. Unhealing scars
 正に、“不変の美学”を体現しているとしか言いようの無い、“デスメタルであり、メロデスでもある”という、スラッシュビートを多用する気質が全編で貫かれている。
 デスメタル然りとしたギターリフなど暴虐のアンサンブル、そして、「ここぞ!」というときに入り込む、時には煽情的に、時には叙情的に展開し、時にはパワーメタルの香り漂う、非常にギター組のセンスの良さを感じさせてくれるフレーズの数々・・・  実に溜飲の下がる思いだ。
 更に、今作で新加入した辣腕ベーシストの堅実なプレイも光る、“相変わらず”の名作ぶりだ。


 ただ・・・・・・・・・ 突出した佳曲というものも見当たらなかったので、80点あたりが最も妥当な点数かな~~~,と思っている。

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テーマ : MELODIC DEATH
ジャンル : 音楽

A Piece of Dismember -DISMEMBER 「Pieces」

  先日、WINTERSUN のアルバムや、DISMEMBERライヴDVD「Under bloodred skies」などと共に届いた、前出のディスメンバー が、結成初期に発表したEPの、リマスター&内容追加ヴァージョンを、今回は紹介する。



DISMEMBER 「Pieces」 (1992年初盤EP,2006年リマスター)
 
輸入盤なので、当然オビなし。
1. Intro  2. Pieces  
3. I wish you hell
4. Carnal tomb  
5. Soon to be dead
6. Torn apart

[ Bonus tracks ]
7. Pieces
8. Reborn in blasphemy
9. Overide
10. Carnal tomb
11. Skin her alive
12. Case# obscene  
13. I wish you hell
14. Bleed for me
15. Deranged from blood

 今回紹介した 12.は、1993年に発表した2ndスタジオアルバムが出展(なので、ここで聴ける曲はライヴではない) 
 82点。  激烈な、メロディックなソロと強靭なリフのギターワーク堅実なリズム隊の働きが光る作品 ・・・なのだが、「この頃から現在に到るまでに、本当に、このバンドの音楽性は全く変わっていないな」 ,とつくづく思い知らされる作品である。
 ドラムが常に刻み続けるスラッシュメタル風のリズムのお陰でヘッドバンギングが欠かせなくなる というのも、また事実。
 また、「ここぞ!」という所でブチ込まれるギターのメロディも、当時から既に確立されていたようだ。
 今回で、フルアルバム並みのヴォリュームに膨れ上がったわけだが、最近の音質に耳慣れた身の者にとっては、こんなあたりかな。


 あと・・・・・・・・・   購入を決める時点かから解っていた事だが、 ・・・アルバムジャケットがダサい。


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テーマ : Death Metal
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DISMEMBER – LIVE! 「Under Blood red Skies」

 スウェーデンが世界に誇る、デスメタル界の重鎮・DISMEMBER の、最新アルバム「Dismember」発表後に制作・発表された、ライヴDVD「Under blood red skies」を、2回観たので、レヴューしておく。

 輸入盤なので、オビタタキはない。 また、[ Disc-2 ]仕様のDVDは、ステージ裏やインタヴューなどの様子を集めた作風。

 また、付属の簡単なブックレットには、メンバー4人 (Matti Kärki (Vo) 、David Blomqvist & Martin Persson (G) 、Tobias Cristiansson (B) )の名前が入っていたが、なぜか、ドラムを担当する Thomas Daun の名が書かれていなかった。  ・・・・・・これって、トーマスが近々バンドを脱退する予定がある,という事なのだろうか?  ・・・・・・まあ違うと思うが。


DISMEMBER 「Under Blood red Skies」 (2009年)
 
輸入盤なので、オビなし。

1. Stillborn ways ""
2. Death conquers all  
3. Skin father "
4. Dark depths
5. Life – another shape of sorrow  #
6. Forged with hate ##
7. Under a blood red sky
8. Override of the overture
9. Soon to be dead
10. Bleed for me
11. And so is life
12. Dismembered
13. Skin her alive
14. Sickening art
15. In death’s sleep


 ヴォーカルの マッティ は AUTOPSY の、ギターの デイヴィッド は NIHILIST の、そして もう一人のギタリスト・マーティン は BLACK SABBATH の、Tシャツを着ていた。 ベースの トビアスが着ていたTシャツは、文字が判別不可能だった・・・・・・ あと、ドラマーの トーマス は、袖無しGジャン に多数のバンドのワッペンを貼り付けていた。
 8.~ 15.は、順序はバラバラだが 1st「Like an ever flowing stream」 からの曲。
 "3.は2nd「Indecent & obscene」からの曲、
 #5.は3rd「Massive killing capacity」からの曲、
 ""1.は4th「Death metal」からの曲。
 ##6. は6th「Where ironcrosses grow」からの曲。
 2., 4., 7.は、目下最新作の「Dismember」(8th)からの曲  である。

 全体的に動きは少ないのだが、その佇まいは正に“真正の”デスメタルバンドというべきもので、ヴォーカルが朗々と(何か、デスメタル物としては奇妙な表現ではあるが)歌っているその横で、弦楽隊の3人が一箇所に集まって演奏する という、王道的な、しかし非常に格好良く映るパフォーマンスが度々見られた。


 そして、Disc-2 の方なのだが ・・・・・・この、ステージ裏やツアー中の場面、他にも、ドラマーであり、同時に作曲の中心人物でもあった“バンドの要”の一人、フレッド・エストビー の脱退の件に関するインタヴュー などがあったが ・・・・・・・・・ 一切の日本語字幕が出ないのは当然なのだが、スウェーデン語での会話が頻発し、その場では当然英語の字幕が出る ということもあり、英語の聞き取りがあまり出来ないが読み書きならそこそこ出来る身の者にとっては、結構ありがたい内容だったかな,と思う。
(ちなみに、トーマス も、ドラマー脱退の件に関して発言していた。 ・・・但し、英語でのインタヴューだったので、全てが理解できたというわけではないので、あしからず)

 他にも、GRAVE , MORBID ANGEL , ARCH ENEMY , ENTOMBED , UNLEASHED , NAPALM DEATH などのバンドメンバーとのフォトセッションなど、ステージ裏での和気あいあいとしたシーンもあった。  また、かつてのバンドメンバーであった シャーリー・ダンジェロ(現・ARCH ENEMY) との談話シーンも、印象的だった。 ・・・英語での会話だったので、3分の1程も理解できてないけど(苦笑)。 

・・・・・・・・・・・・あと、DISMEMBERバンドロゴの入ったチョコレートケーキ(DISMEMBER の文字は白チョコ)には、驚いた。

 点数を付けるとすれば、92点。 殆ど全曲がスラッシュビートのドラムと、メロデス調のギターソロ & 凶悪&強靭なデスメタリック・ギターリフで構成されているので、首が疲れてしまった。


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テーマ : DVDレビュー
ジャンル : 音楽

Minor Tenth Swedish Legend! -UNLEASHED 「As yggdrasil trembles」

 ARCH ENEMYDISMEMBER らと同じくスウェーデン出身のデスメタルバンドの中でも、珍しく 一度も国内盤の出たことがないバンド、UNLEASHED の10枚目のアルバム。    MySpace
  
 以前から名前は知っていたが、BURRN! の(2011年)3月号でレヴューされていたのを機会に、初めて購入に踏み切ってみた。 ・・・元々これが発表されたのは、既に一年も前の、2010年3月だった のだが・・・
 また、BURRN! でレヴューしていたのは小澤で80点だった。 (* ドイツ版・限定版)

 リードギター・エンジニア・プロデュースをこなす フレドリック・フォルカーレ(Folkare,F.) は、HRバンドの ECLIPSEプログレ・メタルバンドの FIRECRACKER にも在籍しているらしい。



UNLEASHED 「As Yggdrasil trembles」 (2010年)
 小澤さんがレヴューに使ったのと同じく、ドイツ版・デジパック限定版のものを購入。
 バンドメンバーは、Johnny(B/Vo) 、Fredrik(Lead G) 、Tomas(Rhythm G) 、Anders(Dr) の4人。  輸入盤に付き、オビなし。
1. Courage today, victory tomorrow!
2. So it begins...
3. As Yggdrasil trembles
 
4. Wir Kapitulieren niemals   
5. This time we fight
6. Master of the ancient art   
7. Chief Einherjar
8. Return fire
9. Far beyond hell
10. Dead to me
11. Yahweh and the chosen ones
12. Cannibalistic epidemic continues

13. Evil dead (DEATH - cover song)
 

 85点。 ベース・サウンドが聞こえやすい、DISMEMBER と同じく“デスメタルであり、同時にメロデスでもある”といった感のある、鋭く冷たいギターメロディを有する音楽性を信条としているようだ。
 「ユグドラシル」「アインヘリアル」「ヤハヴェ」の言葉や、いわゆるバトルメタル風の曲調・歌詞や曲タイトルからも判るとおり、今回のアルバムは恐らく古代神話のコンセプトアルバムなのだろう。 ・・・説明文は殆ど無いけど。 
 小澤はレヴュー文章で「同時期のスターバンドの陰に隠れてきたバンドで本作も地味といえば地味だが、真面目に培ってきた力量が現れた良作。今後も日の目を見ることはなさそう~」などと評価しているが、
 自分が初めて耳にした印象では「オールドスクール・デスとメロディック/ブラックメタルの中間的な要素があるのはもとより、結構日本人好みのフレーズもある な。」だ。

 ヨーロッパ方面では、NUCLEAR BLAST に所属している事もあってか、評価・知名度は日本国内のそれに比べて桁外れに高い。


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テーマ : MELODIC DEATH
ジャンル : 音楽

Metalhead's Victorious Spirits -UNLEASHED「Sworn ~」&「The best of」

 スウェーデンのヴェテラン・デスメタルバンドで、NIHILIST を母体として生み出された4人組の方である、UNLEASHED のアルバム2枚を。    購入記事 
(デスメタル/メロデス・バンドの詳細に付いては、「BURRN!」2011年3月号の特集が一番の参考になるかと)



UNLEASHED 「Sworn allegiance」 (2004年)

 6枚目「Hell's unleashed」(2002年)に続く7枚目のスタジオフルアルバム。
1. Winterland
2. Destruction (of the race of men)   
3. Only the dead
4. The longships are coming
5. Helljoy   
6. Insane for blood
7. I bring you death
8. Attack!
9. CEO
10. One night in Nazareth
11. Praised be the lord
12. Metalheads   
13. To Miklagård
14. Long live the beast

 中世期のヴァイキング一族をモチーフにした、一部的にコンセプトアルバムとしての性質を持った作品  ・・・・・・ということが、曲タイトルや歌詞から、何となく判る。  「一部的に」というのは、例えば 12.や 13.のような、コンセプトからやや外れた位置に在る曲もある から。
 82点


 続いて、デビューアルバム「Where no life dwells」から「Sworn allegiance」までを含んだ合計7枚のアルバムからの曲を選出したベスト盤 を。

 
「Viking raids -The best of UNLEASHED」 (2008年)
 このアルバムが出たのは2008年だが、選曲は2004年発売の上述「Sworn allegiance」まで。

1. The dark one   
2. Dead forever
3. Before the creation of time
4. Into glory, ride
5. The immortals
6. Shadows in the deep
7. Never ending hate
8. Onward into countless battles
9. To Asgaard we fly   
10. Execute them all
11. Victims of war
12. Legal rapes
13. Revenge
14. War machine
15. Death metal victory   
16. Dont want to be born
17. Hell's unleashed
18. Winterland
19. Destruction (of the race of men)
20. The longships are coming

 これまでに作ってきた曲タイトルを見ると、このバンドが打ち出してきたイメージが良く解る。 それは即ち、“ヴァイキング/バトル・メタル”スタイルの形式をとった、そして DISMEMBER と比べてはメロディーを導入しない程度の、王道型デスメタル/メロデス・スタイルのサウンド・スタイルだ。
 ただし、ブラックメタルに近いサウンドのうねりとメランコリック・フレーズが時たま出てくる点が、DISMEMBER とは違う所か。 勿論、トレモロリフやブラストビートなどはほぼ無い が。
 83点。 バンド初心者にもオススメの、「デスメタルの参考書」的な逸品。

 今回は紹介していない "Winterland" も、“いかにもデスメタリックな”名曲だ。

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鋼鉄の十字架と、怨念と悲劇と光の剣と。 -DISMEMBER 「Where ironcrosses grow」

 スウェーデンが誇る、デスメタルとメロディックデスの双方の性質を兼ね備えた重鎮バンド、DISMEMBER の、6枚目のスタジオフルアルバムの紹介を。


 前の記事で紹介したB!2011年3月号の「デスメタル/メロデス特集」でも指摘されている が、かつて CARCASS に参加する以前の マイケル・アモット が在籍していたスウェディッシュ・デスの先駆者、CARNAGE を母体として生み出されている。 



DISMEMBER 「Where ironcrosses grow」 (2004年)
 輸入盤に付き、オビなし。

1. Where ironcrosses grow
2. Forged with hate
 
3. Me-god
4. Tragedy of the faithful
 
5. Chasing the serpent
6. Where angels fear to tread
7. Sword of light
8. At the coins upon your eyes
9. Children of the cross
10. As I pull the trigger   


 各曲のタイトルを見ると判るだろうが、どうやらこれは、十字軍を題材にしたコンセプト物のようだ。 英語歌詞を全て理解出来たわけではないが、ざっと目にするだけでも全体の雰囲気時は伝わってくる。
 当然の如く不変の美学を貫き通している、全うな(?)、“王道型のアグレッションを常に備え、ほど良くメロディックである”楽曲を作り出している。
 4.は、IRON MAIDEN からの影響をひしひしと感じさせる楽曲構成を呈している。
 メロデス的な要素が最も高いアルバム ・・・・・・・・・というわけでもない か?
 86点。 B誌では、小澤が80点を付けていた。


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テーマ : MELODIC DEATH
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真冬の雷槌、北欧に死を齎す -UNLEASHED 「Midvinterblot」「Hammer battalion」

 ここ数ヶ月の間に、猛烈に気に入って/気になって しまっている、スウェーデン出身のヴェテラン・デスメタラー、UNLEASHED の、アルバム2枚を紹介しておきたい。    購入記事


UNLEASHED 「Midvinterblot」 (2006年)
 輸入盤に付き、後述のアルバムと共に、オビなし。
1. Blood of lies
2. This is our world now
3. We must join with him
4. Midvinterblot
5. In victory or defeat   
6. Triumph of genocide
7. The avenger
8. Salvation for mankind
9. Psycho killer   
10. The witch
11. I have sworn allegiance
12. Age of the warrior
13. New dawn rising
14. Loyalty and pride
15. Valhalla awaits

 9.は、「良い曲」ではないが、覚えやすいメロディが多いという特徴を持つ、良くも悪くもポップな感じの曲。

 どこまでも、オールドスクール・デスメタルにイェテボリ・スタイルと DISSECTION からの影響 ・・・と言うか、類似性を匂わせる、己の美学を貫きとおす音楽性 だ。  82点


「Hammer battalion」 (2008年)
 8枚目スタジオアルバム「Midvinterblot」に続く、9枚目のスタジオフルアルバム。
1. The greatest of all lies
2. Long before winter’s call   
3. Your children will burn
4. Hammer battalion
5. This day belongs to me
6. Marching off to war
7. Entering the hall of the slain
8. Black horizon   
9. Carved in stone
10. Warriors of Midgard
11. Midsummer solstice
12. Home of the brave
13. I want you dead

 9.も 13.も中々の優れた名曲。 この2曲、歌詞はともかく、楽曲構成は、非常にメロディック且つアグレッシヴなスタイル、特に UNLEASHED の良さが特に押し出されているナンバーだ。
 MORBID ANGEL にも近い手法も持ち込み、バンド全体のアンサンブルは ARCH ENEMY に近い要素も伺える。
 全体的にメロディックな要素をまぶしつつも、「ここぞ」と言える場所にメロディをぶち込む方法論も相変わらずの、オリジナリティ溢れる力作。
 87点。 「聴かせる」要素が、最新作「As Yggdrasil trembles」よりもかなり高いと思う。



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今まで不在だった死神 - DISMEMBER「the god that never was」

 一番最近に買った、北欧出身の デスメタルとメロディック・デスの領域に跨る、デスメタル界の重鎮の一柱、DISMEMBER の7枚目のアルバム。
 ベーシストが不在で、ギター隊の デイヴィッド・ブロムクヴィスト & マーティン・ペルソン の2人がベースを担当している。


DISMEMBER 「The god that never was」 (2006年)

 輸入盤につき、オビなし。
1. The god that never was
2. Shadows of the mutilated   
3. Time heals nothing   
4. Autopsy
5. Never forget, never forgive
6. Trail of the dead
 
7. Phantoms (of the oath)
8. Into the temple of humiliation
9. Blood for paradise
10. Feel the darkness
11. Where no ghost is holy   

 トータルタイム35分と、かなり短めで終わってしまうので、印象が残りにくい  ・・・・・・の だ が ・・・

 相も変わらず、「ここぞ!」というところで、極めて扇情的なメロディック・ギターソロが次々と繰り出されてくる。
 2.のソロが見事なのは当然として、3.のコーラスパートでヴォーカルとガッチリ絡みつくツインギターのアンサンブルは非常に素晴らしく、ブロムクヴィスト作曲のインストゥルメンタル・ナンバー、7.は IROM MAIDEN から影響を受けていると思われる展開があるし、

 86点。 若干ヴォーカルとドラムが引っ込み気味な点が気になるのだが・・・ (でも、エンジニアとミックスを手がけたのは、ドラマーの フレッド・エストビー(Fred Estby) である)


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プロフィール

KnackValm

Author:KnackValm
 URL とブログ名で判る通り、とてもカオティック(混沌的)にあれこれがムチャクチャに混ざり合っているので、ご注意を。
(1万アクセス越えを機に、HNをマイナーチェンジ)


 ドラマは殆ど観ない。 アニメは観る、但し殆ど深夜もの!
 CLAMP先生、PEACH-PIT先生以外にも、特に 東條仁先生や今野直樹先生、藤原カムイ先生、高橋留美子先生、藤原芳秀先生、島本和彦先生等々の作品も好む。
 ファンタジーとSFとスポーツと、ストイック・ハードボイルドな漫画を好む。 最近は、「バチバチ」と「弱虫ペダル」にハマッている。
 ゲームは、もっぱらファルコムかStudioGIW。要するに、PCゲーム。
(註:ネタバレ全開状態で突き進むので、そこの所注意して読んでいくように!!!)
  “自称・オタクらしからぬオタク”。
よく見るニュースは、福祉・国際・人権・文化・学問(特に生物学)など。

・・・好きな音楽は、ジャズ/フュージョンやHR/HM系、メロディック・デスなど。 あと、BONNIE PINKや'90年前後の女声HR、ファンクやR&Bも。

 リンクする際には、是非ともご一報を。

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