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Occultic and Unhealthy ― YYRKOON's both

 フランス出身のデスメタルバンド・YYRKOON「Occult medicine」「Unhealthy opera」 を今回は採り上げたい。
 初めて目にしてからどうしてもこの特徴的過ぎるバンド名が忘れられずにずっと頭の中に残っていた事もあるけど、このバンドの作品をレヴューしていたブログを偶然発見したのでそれをきっかけに、「こうなったら、もう買うっきゃないやろ!」と一念発起し、購入に踏み切った ・・・というわけ。


 両方とも輸入盤。 というか、国内盤は出ていない。
 2作とも、作曲クレジットは歌詞も含めてバンド名のみで一括して記載されている。 また、共に ハンセン・スタジオ で ヤコブ・ハンセン プロデュースの元で制作されている。

「Occult medicine」 (2004年)
 メンバー表記は、
Jeff: Guitars  Victo: Bass  Dirk: Drums  Steph: Guitars and Vocals
 となっている。

1. Intro   2. Doctor X
 
3. Censored project
4. Blasphemy   
5. Occult medicine
6. Revenent horde
7. Reversed world   
8. Trapped into life
9. Surgical distortion
10. Schyzophrenic carnage
11. Erase the past
 最初にこれを聴く前、バンド名と出身国から、勝手に「メロデス系かな」と思っていたが・・・ その予想は大きく外れた。 実際には、かなりコテコテの デス/スラッシュ スタイルの音楽で、一応メロディらしいメロディとかフックとかいうのはあるけど、基本的には「ハンマーを振り回す、典型的なウォーリアー」というイメージで耳に迫ってくるようなチューンが多い。
 期待を裏切られはしたものの、それなりにそこそこの聴き応えは感じたので、78~79点くらいかな。  取り敢えず、初めて受けた衝撃がマイナス方面に作用してしまったので・・・

「Unhealthy opera」 (2006年)
 前作と違って、メンバーのクレジットが異なり(実際交替もあったようだが)、
Geoffrey Gautier(註:前作の Jeff のこと): Guitars  Laurent Harrouart: Dr.  Victorien Vilchez: B. &Acoustic G.  Stephane Souteyrand: Vo. & G.
 となっている。

1. Something breathes  2. Unhealthy opera
 
3. From the depths
4. Avatar ceremony
 
5. Temple of infinity
6. Abnormal intruction
7. Screaming shores
8. The book
9. Horror from the sea   
10. Liar...
11. ...Of madness
12. Injecting dementia
[bonus track for only available on the limited edition]
13. Signs
 1.は 2.の序章的なイントロ。 9.では、あの アンディ・ラ・ロック がゲスト参加してギターを弾いている。 13.は「紙ジャケ版限定」という事。
 ・・・点数は、83点。 基本的な音楽スタイルを変えず、 「メロデスというよりも、デス」という方向性を堅持しているようなイメージを感じた。

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テーマ : Death Metal
ジャンル : 音楽

デスラッシュを聴き過ぎたせいで、体の肉が削ぎ落とされたらしい。

 自分が DEFLESHED を初めて聴いたのは、とあるコンピレーションアルバムで聴いた、この曲である。
このアルバム「Under the blade」は、日本国内で手に入れるのは絶望的かと。
 
 所属会社公式サイト ( ※ 日本での所属レーベルは、今は亡き サウンドホリック。)

 しかし、ここに挙げた "Walking the moon of mars"はとても気に入っていたので、バンド名だけは決して忘れずにいたわけであり・・・


 とにかく、それで、この「スウェーデン出身のトリオ・デスラッシュ・バンド」の存在は私の頭から離れる事だけは無かった。

そんなわけなので、

きっかけとなった、とてもスペシャルなオマケCDと、その大元となった、多分意外と名高いバンドのアルバムも一緒に紹介しておく ・・・のは、別の機会に,として・・・・・・・・・・・・ (←おい)


DEFLESHED 「Royal straigt flesh」 (2002年)
 アルバムタイトルに惹かれて、一切試聴せずに購入決意した。 で、ハズレじゃなくて良かった! と、実感w

1. Hand over fist
2. Fire in the soul
3. Friction
4. Warborn
5. Feed on the fallen
6. Royal straight flesh  
7. Back in the attack
8. Blood brigade
9. Pick your poison
10. Dangerous when dead
11. Brakefailure  

 ザックザクに切り刻み、スラッシュビートとアグレッシヴなリフで攻め立ててくる、勢いもスピード感も充分に整った、スウェディッシュ・デスラッシュ。 デスメタルテイストが充分に盛り込まれた、スラッシュ・スタイルなだけあって、ブラストビートはそんなに多用していない。
 強烈なブラストの出てくる 11. は・・・・・・・・・ 「Breakfailure」の綴りで出ていた。アルバムの方では、2箇所のタイトル表記と歌詞の中で「brake~」と表記されている。 6.も、結構ブラストが目立っている曲。
 あと、ヴォーカルが、どことなく トム・エンジェルリッパー に似ているように思った。

 点数は、・・・ 88点! VADER のようなドラマ性は皆無だし、どこかのブラックメタルバンドのような痙攣性/凶性も無い、タフで剛直なサウンドイメージが良い。

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テーマ : Death Metal
ジャンル : 音楽

Scenes of DEATHRASH -DEW SCENTED「invocation」

 DEW-SCENTED というバンドは、「バンド名のネーミングセンスが良いな」とも思っていたので、実際やっている音楽をあまり聴いていないうちから注目はしていた。     MySpace内公式サイト
 そして今回、最新作の情報を掴んだ時点で、本作の購入を決意した。  実は少しだけ、前以って試聴もしていたのだが、輸入盤に対する評価も良い事は確認していたので。

 ちなみに、つい最近まで暫く、車の中でヘヴィロテしていたのが、このアルバムである。 (今では、聖飢魔Ⅱのトリビュートに引き続いて KEEP OF KALESSIN がセットされている)


DEW-SCENTED 「Invocation」 (2010年)
 ライフ・イェンセン(Leif Jensen /Vo)アレクサンダー・パール(Alexander Pahl /B) の2人が残り、ギター2人とドラマーを今回からの新メンバーに迎え入れての作品。それまでいた3人は、ツアー活動についていけないとの事で辞めたらしい。
 新メンバーの3人は、
マイケル・ボルヒャーズ(ミヒャエル・ボルヒャース,Michael Borchers) (G)
マーティン・ヴァルチャック(マルティン・ヴァルツァク,Martin Walczak) (G)
マーク・アンドレ・ディーケン(Marc-Andree Dieken) (Dr)
 である。 ちなみに、ドラマーはデスメタルバンドの人脈から来たらしく、OBSCENITY というバンドで活躍していたらしい。

 スラッシュメタル的要素の非常に多い、かつては死語とも揶揄されていた筈の“デスラッシュ”なる言葉,もといジャンルを見事に体現している、またヨーロッパのバンドらしくギターソロにこれでもかと言うほどのメロディを内包した音楽性。 しかもそれは、当時からずっと不変のままである。
オビ:「ドイツが誇る重戦車軍団の通産8枚目のニュー・アルバム! 今作もファンの期待を決して裏切らない、全編怒涛のスラッシュ・メタル・アルバム!! 80年代スラッシュをルーツに、現代最高峰ともいえる攻撃性とモダンさを加えた、バンド史上最も純度の高い激烈メタル・サウンド!」

1. Downfall  2. Arise from decay
 
3. Invocation   
4. Have no mercy on us
5. Artificial life
6. Condemnation   
7. Totem  8. Torn to shreds
9. Reveal in contempt
10. A critical mass
11. Global hysteria
12. Slaves of consent
[bonus tracks]
13. Recall the pain  14. The death of common sense
15. Slaughterhouse  16. Superstar destroyer

 1.は 2.の、7.は 8.のイントロ的なインストチューン。 特に、OPを飾る 1.は、メランコリックで良いと思う。 また、13.も 14.のイントロ的な位置にある物憂げな小曲。

 前述しているが、一言で「デスラッシュ」とは言っても、このバンドは、本当に“基本的にはスラッシュメタル”という理念をしっかりと貫いている。 例えて言うならば、OVERKILL や TESTAMENT や DARK ANGEL にかなり近い系統の、“ヴォーカルがそんなに下手でない、程好くメロディック且つドラマティックなパワー/スラッシュメタル”というタイプである事を信条としている。 個人的感想を言えば、「ジャーマンスラッシュ三羽烏」の中では、一番 KREATOR に近いと思う。
 それは、ヴォーカル担当の ライフ による「このバンドでやるのは、スラッシュメタルだ!」という確固たる信念によるものだろう。
 ただ一言でこのバンド、そしてこの音楽を言い表すと 「格好良い」としか言いようが無い のは、その“信念”が主因だろう。
 ライナーを担当している奥野さんは、これを SLAYER の「Seasons in abyss」と一部が似ているように書いている(特に、11.~ 12.の流れを)。
 
・・・・・・そんな訳で、このアルバムに対する評点は、91点である。 ・・・って、高すぎるかな? (B誌では、羽田さんが83点を付けていた)
 ああ、他のアルバムも欲しくなってきた~~~~・・・・・・


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テーマ : THRASH METAL
ジャンル : 音楽

Incineration Towards the Scented Dew - DEW-SCENTED

 ドイツ出身の、ヨーロピアン・メロディック・スタイルの要素を醸しだすヴェテラン・デスラッシュバンド、DEW-SCENTED の、2枚のアルバムを紹介しておきたい。

大分前に、 DEW-SCENTED のアルバム(とか)を「買った」 とか言ってた記事 


2作とも、輸入盤なのでオビなし。

「Incinerate」 (2010年再発,2007年初盤)
 7枚目のフルアルバム。
1. Exordium  2. Vanish away
3. Final warning
4. That's why I despise you
5. The fraud
6. Into the arms of misery
7. Perdition for all  
8. Now or never
9. Aftermath
10. Everything undone
11. Contraddictions
12. Retain the scars    13. Exitus
(再発版ボーナストラック) 
14. Let it die  15. In flames  16. Fuck armageddon... this is hell
(Video clip enhancement)  That’s why I despise you

 1.はアルバムの序章を務めるインスト。 13.はアルバム本編の終章(アウトロ)を務めるインスト。 それぞれのキーボードは、ヨルグ・ウーケン(Jörg Uken) が担当している。
 12.でのバックヴォーカルがやけに ミレ・ペトロッツァ のように聞こえると思って確認してみたら、やっぱり ミレ がゲストヴォーカルとして参加していたようだ。
 7.では ジェフ・ウォーターズ と ガス・G. がギターで、ゲスト参加している。
 16.の、“ただ単なるハードコア・パンクス物”は、蛇足に思えるのだが。
 90点。 勿論、16.がなければもっと点数は高い。
 起伏に富んだ、“いかにもヨーロッパらしい”メロディ・スタイルの(=メロデス寄りの)曲が沢山揃っている。 特に、後半以降でそれを感じた。

「Issue Ⅵ」 (2010年 re-issue, 2005年初盤)
 タイトル通りの6枚目フルアルバム。
1. Processing life
2. Rituals of time
3. Turn to ash
4. Ruins of hope
5. Out of the self
6. The prison of reason
7. Bled dry
8. In defeat  
9. Never to return
10. Vortex
11. Conceptual end
12. Evil dead
(再発版ボーナストラック) 
13. Full-blown revenge  14. The torrent
(Video clip enhancement)  Turn to ash


 86点。  “いかにもスラッシュメタルらしい”部分と“いかにもデスメタルらしい”部分が渾然一体となったような、ギターのリフ&ソロ・ワークが良い。 ごく一部では“メロデスラッシュ”という言葉を使っている御方もいるらしいが、DEW-SCENTED は、正にそういった表現がしっくり来る楽曲を売りにしているバンドだ。  つくづく、そう感じされられる。

 今回は、特にさしたる理由はないけど、B誌でのレヴューは省略しておきます。

 この2作品 (一応、4th「Inwards」も持っているけど、それは別の機会に・・・) を何度も聴き返して思ったのは、このバンドは“デスラッシュかくありき”ということは別に標榜しておらず、飽くまでも“スラッシュメタルとメロデスをミックスさせた音楽をやっている”意識でいる のかな? という事だった。
・・・・・・まあ、何にしても、「良い曲を書く良いバンド」である事は、間違いない。


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テーマ : Death Metal
ジャンル : 音楽

Two-Scenting Albums -DEW-SCENTED 「Inwards」「Impact」

 “デスラッシュ”を標榜するドイツ産のヴェテランバンド、DEW-SCENTED の、8枚目、そして 7 & 6枚目アルバムに引き続いての紹介をば。

 今回は、4 & 5枚目のアルバムを纏めて紹介しておく。

DEW-SCENTED 「Inwards」 (2010年再発版、2002年初盤)
 4thアルバム。 Müller(G) , Patrick Heims(B) , L. Jensen , U. Werning(Dr) の4人編成による収録。

1. Bitter conflict
2. Unconditional
3. Life ending path
4. Inwards
5. Blueprints of hate  
6. Locked in motion
7. Degeneration
8. Terminal mindstrip
9. Feeling not
10. Reprisal  
[ Bonus track ]
11. War ensemble  (SLAYER cover)

 85点。  1., 3., 11. も、非常に素晴らしい出来映え。

 
「Impact」 (2010年再発版、2003年初盤)
 5thアルバム。L. Jensen (Vo), Mueller(G) , Uwe Werning(Dr) , Hendrik Bache(B) の、“前作に同じくの4人編成”で作り上げたアルバム。 ・・・・・・一部、綴りが何か、ビミョーに違う人がいるのだが・・・・・・・・・ (それを言うなら、実は Leife Jensen の字綴りが Leffe となっている事もツッコまれるべきなのだが・・・)

1. Acts of rage
 
2. New found pain
3. Destination hell
4. Soul poison
5. Cities of the dead  
6. Down my neck
7. One by one
8. Agony designed
9. Slaughtervain
10. Flesh reborn
11. 18 hours
[ Bonus tracks ]
12. Force-fed (the bleeding scheme)
13. Skybound
14. Metal militia  (METALLICA cover)
15. Hobbit motherfuckers  (TURBONEGRO cover)

 ガッチリとした、マインローラー (地雷撤去 ・・・とはイメージのかけ離れた、重量装甲車。強制的に地雷を爆発させ、その破片を下敷きにして行く) 的な、強靭なメロディック&スラッシーな暴虐サウンドが堪能できる。
 86点。 ・・・影響を受けた、或いは好きなバンドの曲をプレイするのは良いけど、個人的には、このバンドがプレイするには、パンク・ハードコア系の曲は合わないと思うんやけど・・・・・・・・・ 

 何にしても、「飽くまでも、自分たちは、ヨーロッパのデスラッシュ・バンドである」という表明の聞こえてきそうな ・・・というか、実際に聞こえてくる感のある、見事な作品である事は間違えようがない。


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テーマ : THRASH METAL
ジャンル : 音楽

何となく、グラインド じゃなくなっている気がするな・・・(まるでデスラッシュみたい) - EXHUMED「all guts, no glory」

 スラッシュメタルバンドの新興勢力・DACAPITATOR でも活躍する マット・ハーヴェイ によるエクストリーム・デスメタル(+グラインドコア)・バンド、エグジュームド(EXHUMED) による、解散から復活しての8年ぶりアルバムを。


EXHUMED 「All guts, no glory」 (2011年)
 B誌でのインタヴュー内容と新作レヴュー文を読み、実際YT上で聴いて、購入を決意。 ・・・・・・自分の感覚としては、“メチャクチャで、音楽として破綻している”ゴアグラというよりは、スラッシュメタルの要素を強く押し出した感のある「デスラッシュ」ジャンルに属する音楽性である。
 アルバムジャケットやその他のブックレット内の絵は確かにゴア物だったが・・・・・・
オビなし。 厳密には、長めの説明文があった。

1. All guts, no glory   2. As hammer to anvil
 
3. Your funeral, my feast
4. Through cadaver eyes
5. Death knell
6. Distorted and twisted to form
7. I rot within   
8. Dis-asssembly line
9. Necrotized
10. Funerality
11. So let it be rotten... so let it be done   
[ Bonus tracks for Japan ]
12. Necromaniac
13. Forged in fire (formed in flame)
 
 80点。 スラッシュメタル・ファンにも十分オススメ出来る内容だと(自分では)思った。 ・・・例えば SLAYER ファンとか。  B誌では小澤が79点を付けていた(感じた部分は、自分と同じ)。
 一言付け足せば、個人的には、MORBID ANGEL や NAPALM DEATH の最新作よりも好きだ。

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テーマ : Death Metal
ジャンル : 音楽

Thrashable 2 Albums -DEMIRICOUS「one」&「two」

 「DEMIRICOUS」という言葉を生み出し、その造語をバンド名にした若手スラッシュバンド・デミリカス のアルバム2枚を紹介しておく。

 バンドメンバーは、ネイト・オルプ(Nate Olp, Vo/B) 、スコット・ウィルソン(Scott Wilson, Rhythm G) 、ベン・パリッシュ(Ben Parrish, Lead G) 、クリス・クルス(Chris Cruz, Dr) の4人。
 

DEMIRICOUS 「One (Hellbound)」 (2006年)
 オビ ・・・は無いけど、その代わりにかなり熱い説明文となっている。引き合いに出てくるバンド名が「SLAYER , TESTAMENT , THE HAUNTED , TERROR 2000 , DEW-SCENTED」なので、当然それに続く締めの文章は「純度120%スラッシュ・メタル」となってくる。

1. Repentagram
2. Withdrawal divine
3. Vagrant idol
 
4. Beyond obscene
5. Perfection and the infection
6. Heathen up (out for blood)
7. Cheat the leader
8. Matador
9. To serve is to destroy
 
10. Ironsides
11. I am weapon
12. Hellraisers
[ Bonus track for Japan ]
13. Crucifice

 ブラストビートを織り交ぜながら、全体的に前のめりになりながら突っ走っていく、潔さと突進力・破壊力の溢れる、「我間乱」でいえば血管注入式茱丸まで用いた、いわゆる“銀鬼の「100%中の100%」最強状態”のような感じ。
 何か、スラッシュというよりはデスラッシュに近いサウンドプロダクションとヴォーカル。 アメリカ本国では、普通に "Death metal" ジャンル内に押し込められている。 この突撃力と先鋭性の、どこがじゃ!!! と思う。
 85点


「Two (Poverty)」 (2007年)
 輸入盤につき、オビなし。

1. Never enough road
  
2. Expression of immunity to god
3. Knuckle eye
  
4. Leprosaic belief
5. Language of oblivion
6. Tusk and claw
7. Appreciation for misery
8. Engineer
9. Celebration of damage
10. Acid lung
11. Stress fetish
12. Blakish silver

 「スラッシュというよりデスラッシュ」な音質とリズムパターンは相変わらず。 1stと比べて、いい意味で不変の音楽性を保っている(でも、若干楽曲のヴァリエーションが豊かになっている感もある)。
 メタルコア色が非常に薄い(ように感じた)事も好感。 バンド名や前作の曲タイトル、また今回の曲タイトルにしても、本来は無い(辞書に出てこない)ような表現が用いられている。 ネーミングセンスが結構良いと思う。 
 83点


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テーマ : THRASH METAL
ジャンル : 音楽

Re-Vocative Thrashing for TechDeath!!!  -REVOCATION 「chaos of forms」

 アメリカはボストン出身のテクニカル・スラッシュ/デスメタルのニュー・アクト、REVOCATION の最新アルバム。   購入記事
 今作からギタリストを1人加えて4人編成となった,とのこと。

REVOCATION 「Chaos of forms」 (2011年)
 メンバーは、David Davidson(G/Vo) 、Dan Gargiulo(G) 、Anthony Buda(B/Vo)、Phil Dubois-Coyne(Dr) の4人組。
 オビの文章は無いが、説明文には「新世代デスラッシャー」という記述がある。 他にも、「本作はレヴォケイションが一流の職人であり、メタル界きっての新たなる精鋭である事を疑いもなく証明する作品」という言葉が見られる。


1. Cretin
2. Cradle robber
  
3. Harlot   
4. Dissolusion ritual
5. Conjuring the cataclysm
6. No funeral
 
7. Fractal entity   8. Chaos of forms
9. The watchers   
10. Beloved horrifier
11. Dethroned
12. Reprogrammed
[ Bonus track for Japan ]
13. Surprise! you're dead!

 1.と 2.は、いかにもな王道型デスラッシュ。 3.では男声バックコーラスを被せてのシングアロング・パートの導入というような ACCEPT にも近い部分が垣間見られる。
 ドラマティック&ミッドテンポで迫る 5.は、MORBID ANGEL からの影響から出てきたものかな,と思っていたら、後に CRADLE OF FILTH から影響を受けたかのようなパートが飛び出す。それ以上に、「JUDAS PRIEST のアルバム「Painkiller」など、正統派へヴィメタルの楽曲構成を中心骨格に据えて、スラッシュメタルの攻撃性を追加した」とでもいうべき 6.にはとても好感を受けた。
 7.は 8.のイントロ的なインスト。 9.は、あまりにも非常に実験的過ぎる曲で、アルト、テナー、バリトンのサックスとトランペット というホーンセクションにオルガンまでが導入されている。個人的には嫌いではない というより、寧ろ好き。
 10.はモロにデスラッシュ。 実際の音楽性は、フラッシーでジャズ/フュージョンやプログレからも影響を受けた感のあるフレーズを巧みに用いたテクニカル・スラッシュのスタイルにデスメタル張りのヴォーカルを乗せた,という・・・・・・
 何というか、言わばこのバンドの音楽的素養は、NECROPHAGISTVADERTESTAMENT を足した所に DEATH ANGEL の要素も追加して 28/100 にしたかのようなタイプの物だという事。 大方、MORBID ANGELCRYPTOPSY 辺りからの影響もあるかと思わせるが・・・。
 ギターソロを「アグレッシヴなヘヴィメタル」としてリズムパターンの大半にスラッシュ要素を盛り込んだその上でデスメタル的な要素を各所に“まぶした” ( “ブチ込んだ”ではない)、そういう意味では確かに「新世代」といえるバンドだ。
 89点。 B誌では、小澤さんが82点を付けていた。

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テーマ : THRASH METAL
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First Revocative Deathrash -「existence is futile」

 デビュー作が既に大絶賛されていた ・・・というか、一部のスラッシュ/デスメタル・マニアの間で注目されていた、REVOCATION の、そのデビュー作。  2ndの記事


REVOCATION 「Existence is futile」 (2009年)
 トリオ編成で制作された、しかもデビュー作にしては、演奏レヴェルという意味でも相当レヴェルの高い作品。
 オビなし だが、長めの説明文はある(説明/紹介の文章は割愛しておく)

1. Enter the hall
 
2. Pestilence reigns   
3. Deathonomics
4. Existence is futile
5. The brain scramblers   
6. Across forests and fjords
7. Re=animaniac   
8. Dismantle the dictator
9. Anthem of the betrayed   
10. Leviathan awaits
11. The tragedy of modern ages
12. Death in vain (EXHORDER -cover)
 
 1.は 2.のイントロと言えるインスト。 6.は、ARCH ENEMY などメロデスからの影響下にある4分あまりの整合性溢れるインスト。
 また、7.は、イントロがスラッシュメタルそのものでありながら、中間パート(2分20秒頃からの30秒前後のギターソロ)はメロデスそのものの展開を聞かせてくれる。 完全にスラッシュメタルそのもの といえる曲構成に正統派HMやメロデスらしい雰囲気を纏ったフレーズが連発している。
 スラッシュビートを主体としている音楽性。 ヴォーカルはデスメタル的な濁声&ガテラル&グロウルヴォイス。 ギターソロのスタイルは、トリオ編成なのでオーヴァーダブなのは当然として、とにかく ジャズ/フュージョン や 正統派HM/メロディックパワーメタル からの様々なものが渾然一体となって矢継早に登場してくる。
 時たま、デスメタル/メロデス的なベース&ギター・フレーズが飛び出しつつも、大元の基礎はスラッシュメタルである事を死守している感がある

 音楽性としては、スラッシュメタル50%デスメタル15%“ジャンルとしての”デスラッシュ15%メロデス10%パワーメタル5%フュージョン5% というあたりかな。
 ようは、一言に「デスラッシュ」とは言っても、例えば ドラマティックなVADER や (今は亡き)ストレートで曲展開の少ないDEFLESHED 等の様なものもあれば、DEW-SCENTEDYYRKOON のように正統派HMからの影響を隠していないギターソロ を盛り込んだタイプのものもあれば、今回(と、少し前)で紹介した REVOCATION のようにジャズ/フュージョン/ファンクからの影響を全く隠さない( 8、などのような曲も作れる)タイプのバンドもいる ・・・という意味では、非常に多様性に富んでいる と、言えなくもないわけである。

 デスメタル、もとい、デスメタル傘下の各種ジャンルの音楽の可能性が、まだまだ広く深く残っている という事を改めて実感させられるアルバムだった。 92点。 個人的に好みの楽曲構成をしている ・・・と、言うよりは・・・  2ndより1stの方が点数の高い理由は、ガツンガツンと迫ってくるイメージのある本作とは違って2ndではマジでホーンセクションを導入している分、 「ちょっと実験的過ぎやしないかな」と思ったことが原因。

・・・・・・若干、3rdアルバムの内容が楽しみでもあるが、同時に不安を覚えもするのだが・・・・・・(汗)

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テーマ : THRASH METAL
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フィンランド出身New Wave Of Revival-Thrash/Deathrash Metal の2バンド - RE-ARMED & SJEP

 ここ数年来のスラッシュメタル・リヴァイヴァル・ムーヴメントに合わせて、かつて一度は「死語」として扱われ、どこへともなく消え去っていた デスラッシュ というサブジャンル の音楽性を持っているバンドも同時にその新しい芽を息吹かせている。

 そんな“デスラッシュ”のサブジャンルにある音楽をプレイしている若手バンドを、今回2つ紹介しておきたい。  購入記事  3作とも、到着してから早々に、バンバンと聴き始めてしまった。。。

 まずは手始めに、昨年末ごろから利用し始めた、海外はフィンランドのCD/音楽関連販売サイト・「Record Shop X」の紹介で、気になっていた RE-ARMED を。

RE-ARMED 「Worldwide hypnotize」 (2012年)
 海外(このバンドの出身国・フィンランド)でのこのデビューアルバムの発売は2月15日で、我が家に届いたのは、本日・20日の事だった。 (思わず、速攻でオーディオにセットし、一気に、何度か繰り返して聴いてしまった。 * 今日は休日) 
 バンドメンバーは、EP Mäkinen & Tommi Helkalahti(G) 、Jouni Matilainen(Vo) 、Mart Mardisalu(Dr) 、Kärtsy Hatakka(B) である。

1. Natural backlash
 
2. Save yourself
3. Feardrops
4. HOAX
5. Worldwide hypnotize
 
6. Deathtrap
 
7. The bridge that leads nowhere
8. King authority (honour to serve)
9. Trance

 9曲33分という、勢い溢れるコンパクトな仕上がり。 いつの間にか終わっていて「え、もう終わったん?」と、何度繰り返し聴いていても毎回思わせてくれる、清々し過ぎる吶喊型デスラッシュアルバム。
 メカニカルな仕上がりの曲構成で、リフが先導しているのは当然だが、そのギターリフの性質や曲全体の性質は、正統派HM由来のものが最も多く、次いでデスメタル由来のものが多く、リズムについては緩急の付いたスラッシュ・スタイルが主軸となっている。 次に述べる SJEP よりも、ずっとオールドスクール・デスメタルらしさと“獰猛さ(brutality)”と“ストレートさ”が高い。 ある意味 VADER 的と言えるかも?
 新人に90点前後やそれ以上を付けて逆上(のぼ)せ上られては困るので(え?)、82点にしておく。 
・・・・・・というか、要するに裏を返せば「満足できてない」と言う事も出来る のだが・・・・・・ 念のため言っておくと、ヘヴィネスは十分備わっているので。

 
↑は、このバンドがこれまでに制作してきた音源のうち一つ「The Eyes That Have Seen Everything」の動画。


2つ目のバンドは、SE, JOSTA EI PUHUTA
 「フィンランド語で歌うスラッシュメタルバンド」として、B誌(2011年12月号)で ティモ・イソアホ 氏が紹介していたこのバンドに興味を持ち、色々と調べてみた のが、そもそものきっかけ。
 そして、音源を数曲聴いてみて、「スラッシュメタルというよりも“デスラッシュ”という方が適切だな」と思ったのだが、彼も、そして「SPINEFARM」レーベル(のマネジャー,テンム・スオミネン) も、その才能を認めてプッシュしている事を、私自身もこの耳で理解した。 ・・・なんて言うのも大仰かも知れないが、とにかく、
 このバンドの持つデスラッシュぶりは、「スウェーデンの (今は亡き)DEFLESHED やドイツの DEW-SCENTED への、フィンランドからの回答」というに相応しい、オールドスクール・デスメタルとメロデスとスラッシュメタル、それぞれの魅力を渾然一体とさせた内容 なのであった。 (* 上の文は、あくまでも自分が感じたイメージと考案したフレーズなので、念の為あしからず)

SE, JOSTA EI PUHUTA 「Ne, joista ei puhuta」 (2010年)
 デビューアルバム。
 メンバーは、Heikki Matero & Harri Granqvist (Kitara) 、Juho-Pekka Lappainen(Basso) 、Samu Männikkö(Laulu) 、Ilka Nissinen(Rummut) という布陣。

1. Kolme kuukautta   
2. Et nai enää
3. Päivä nro 666
4. Ne, joista ei puhuta
 
5. Alla silmän valvovan
 
6. Musta velho
7. Ovat uneni veren tahrimat
8. Ei kevät koskaan koittanut
9. Kuolematon
10. Aamu sarastaa

 わずか31分と少しでアルバムは終わってしまう。
 アルバム購入に踏み切るまでに聴いていた音源でも、アルバムを通して聴いた限りでも、いい意味で印象は変わらなかった。
 先に紹介した RE-ARMED が非常にオーセンティックなスラッシュ/デスのスタイルなのに対し、こちらは (今は亡き )DISMEMBERUNLEASHED にも通じる、かなりメロデス寄りのリフ使いと曲構成をしている。特に、例えば 1.と 5.からは DISMEMBER への敬意と愛情すら感じさせてくれるフレーズが聴かれた・・・
他にも、トレモロリフも一部で用いるなど、小技を利かせている。 ヨーロピアン・スラッシュメタル風のフレーズが RE-ARMED よりも多いなど、引き出しが多いという点で、個人的にはこちらの方が好み。 
 点数は、88点

[追記]欄にて、同時購入した2nd「Musta, kylmä, syvä ja samea」を紹介しておく。

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テーマ : Death Metal
ジャンル : 音楽

プロフィール

KnackValm

Author:KnackValm
 URL とブログ名で判る通り、とてもカオティック(混沌的)にあれこれがムチャクチャに混ざり合っているので、ご注意を。
(1万アクセス越えを機に、HNをマイナーチェンジ)


 ドラマは殆ど観ない。 アニメは観る、但し殆ど深夜もの!
 CLAMP先生、PEACH-PIT先生以外にも、特に 東條仁先生や今野直樹先生、藤原カムイ先生、高橋留美子先生、藤原芳秀先生、島本和彦先生等々の作品も好む。
 ファンタジーとSFとスポーツと、ストイック・ハードボイルドな漫画を好む。 最近は、「バチバチ」と「弱虫ペダル」にハマッている。
 ゲームは、もっぱらファルコムかStudioGIW。要するに、PCゲーム。
(註:ネタバレ全開状態で突き進むので、そこの所注意して読んでいくように!!!)
  “自称・オタクらしからぬオタク”。
よく見るニュースは、福祉・国際・人権・文化・学問(特に生物学)など。

・・・好きな音楽は、ジャズ/フュージョンやHR/HM系、メロディック・デスなど。 あと、BONNIE PINKや'90年前後の女声HR、ファンクやR&Bも。

 リンクする際には、是非ともご一報を。

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