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NECROTIC Hell-like death

 ずっと以前に「買った」事を報告 ・・・していなかったんだっけ(爆)、とにかく、まだ本格的にレヴューしていなかったアルバムがある。  ・・・まあ、そういうのは数枚ほど溜っているけど、それはそれ、これはこれ。


・・・気を取り直して。

 嘗て、イタリアに、NECRODEATH という、地元でカルトな人気を誇っていたデスメタルバンドがあった。 そこのドラマーであった Peso は、バンドが一度解散した後に SADIST なる、ネオ・クラシカル・テクニカル・プログレ-メロディック・デス・メタルバンドを立ち上げる。
 しかし、SADIST としてツアーを行ってヨーロッパ各地を回る際に、たまに「NECRODEATHはどうなったんだ?」という内容の質問をファンから幾度となく浴びせられたことが原因で、何と、創設者でありながらも、ついに彼は、SADIST を脱退して NECRODEATH を再結成する事を決意したのである!

 ・・・ここまでの事情は、SADIST の国内盤アルバムを持っている人ならライナーノーツで判る(見当が付けれる)だろうし、英語の理解力が高い人なら公式サイトの方に行っても充分理解できると思う。


 そして、今現在、私の持っている NECRODEATH のアルバムは、「100% hell」ただ一枚。 ・・・タイトルに物凄い気合の入りようを感じたので、思わず購入を決意してしまった。

NECRODEATH 「100% hell」 (2006年)
 輸入版・原価購入。アルバムジャケットを含むブックレットの、中身が笑えた。
 物凄くアルバムタイトルに沿ったメンバー紹介の仕方www
Peso: 9% percussions 27% symbals 64% drums
Flegias: 33% desperation 33%pain 33% agony 1% screams
  (←スクリーム(叫び)が、たったの1%だけなんかいっwww)
John: 99% subharmonic distortion 1% bass  (←ベースが1%って、一体どういうことやねん!??)
Andy: 80% rhythm guitar 15%solo guitar 5%acoustic guitar

1. February 5th, 1984  2. Forever slaves 
3. War paint
4. Master of morphine
5. The wave
6. Theoretical and artificial
7. Identity crisis
8. Beautiful-brutal world
9. Hyperbole  10. 100% hell
 
 1.は 2.の、9.は 10.の、それぞれの曲のイントロ的な曲。 また、1.はSEっぽい感じ。 (9.には少し歌詞が入っている)
 2. には、“あの”VENOMのメンバー・クロノスがゲスト参加してスポークン・ワーズを担当している。 7.で、キーボードでヴァイオリンの音を出しているのは Federica Badalini 、また女声を出しているのは Bea Drovandi。 また、9.のアコースティックギターは ペソ担当している。

 基本的に、サウンド形態は、ARCH ENERMY よりはずっと DISMEMBER に近いスタイルの(さほどギターソロが目立っているわけでない)、デスメタル/メロデス 両方の性質を持つ、ブルータルでメロディック、且つスラッシーな部分も見られるテクニカルパートを局所にブチ込んだもの。
 特に、印象的な (1.~)2., 4., 6.やアジテーショナルな 3. など、恐らく SADIST を経由しなければ出来なかったであろう複雑な曲構成を持つ暴虐のサウンドが堪能できる。
 10.は、DARK FUNERAL よりも DIMMU BORGIR の方に近いタイプの耽美な ・・・要するに、ジャンルは違うけど OVERKILL の"Bastard Nation"とかみたいな、9分弱に及ぶドラマティックな曲。
アートワークを担当しているのは、フレジアス。

 ・・・点数は、・・・・・・・・・ 87点。 ちなみに、B誌では小澤さんが85点を付けている。 ・・・ん、大体84~88の間に止まるような領域に落ち着くもんなのかな? なんてこと思ってみたり。

 また、100%の曲に、何らかの形で ペソ が関っていて、他のメンバーの作詞作曲への貢献度は10%に達していない。
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テーマ : MELODIC DEATH
ジャンル : 音楽

Above the Sadistic Reviews Before Necrotic genesis

 NECRODEATH の「Draculea」と「Phylogenesis」が、注文してから約5週間という長い時間を掛けて、ようやく私の手元に届いた。

 で、随分と以前から SADIST の1st~3rdアルバムは取得していたのに、全然レヴューしてなかったよな~、なんて事を考えて・・・

それはともかく、

 この2つのバンドについて、簡単な説明をしておくと、


 IRON MAIDEN の、デスメタル系バンドによるトリビュート という、日本独自の企画版「Made in Tribute」の中でも特に光り輝いていたのが、ARCH ENERMY による「Aces high」ARMEGEDDON (クリストファー・アモット率いるバンド)による「Die with your boots on」、他にも IN FLAMES による「Murders in the Rue morgue」等があったが、その中でもリスナーに最も衝撃を与えたであろう大胆アレンジ作品が、この SADIST による、シンフォニック・アヴァンギャルド・プログレアレンジにより、あまりにも圧倒的にクール過ぎる曲へと変貌を遂げた「Wrathchild」であろう。
 この、徹底的に美麗且つ凶暴、そして幻想的に仕上げられた Wrathchild のアレンジヴァージョンは、発表当時の1997年(私がメタルに目覚めた年)には大変な反響を呼び、このバンドの存在を大々的に認知させる事に成功した。

・・・・・・その後、紆余曲折を経て一度はこのバンドは大崩壊し、解散するも、奇跡的な復活を遂げるのだが、それは別の機会に・・・。


 で、今回は、そのプログレ・デスの先駆けとなったバンドの1stアルバムを、現在 ペソ がいるバンドの最新版と付け合せて(彼がドラムを担当していると言う共通点から、SADIST と NECRODEATH のアルバムを併せて)掲載しておこうかな,と思ったりして・・・(お゛)


SADIST 「Above the light」 (1996年国内盤,1993年初盤海外版)
 NECRODEATH 崩壊の兆しを見せる中で、中心メンバーだった ペソ が、新たな形のテクニカルスタイルのデスメタルバンドを作るべ素早くく動き出し、彼の元に終結した精鋭メンバー達によって見事に美しく荘厳に構成された、緻密な、ネオ・クラシカル・プログレッシヴ・テクニカル・デスメタルバンド(結成されたのは、'91年)。  ギターとキーボードを兼任する トミー の超絶技巧を主軸として、複雑精緻かつ美麗な暴虐サウンドを演出するバンドとして世界的な認知を受ける。
 メロデス黎明期のシーンで、いきなり突然変異のごとく“実験的デスメタルの最新先鋭型”として登場したバンドは、玄人の音楽ライター達から非常にもてはやされ、絶賛された。 ライヴ曲が追加されて国内盤が出たのは、当然の流れ。
バンドメンバーは、Tommy(G&Key) Andy(B) Fabio(Vo) and Peso(Dr) である。

1. Nadir  2. Breathin' cancer
   
3. Enslaver of lies
4. Sometimes they come back
(※ ↓は、2009年のライヴ映像で、メンバーは当然違います。 ・・・あ、ベース(6弦)が左利きだw)
 
5. Hell in myself
6. Desert divinities
7. Sadist
   
8. Happiness 'n' sorrow
[bonus track for Japan]
9. T.C.Psyche (live)
10. Spiral of winter ghosts (live)
 1., 7., 9. は、インスト。 1.は 2.のイントロ的な位置。  スラッシュ~デスなどの激音やクラシック以外にも、ジャズ/フュージョン のエッセンスも感じさせる Tommy の圧倒的な演奏技術とセンスは、「メロデス界の トニー・マカパイン」というべき。
 このアルバムを買ったのはメタルに目覚めてから1年ほどといった頃 ( 「Made in Tribute」を耳にした後。 DREAM THEATRE や QUEENSRYCHE は当然、EL&P(パウエル含む) を聴くずっと以前) だったが、手にしてからこれを聴き、更なる激しい衝撃を受け、ここから本格的にデスメタルに開眼して行くのであった・・・(DISMEMBERは、例のアルバムには参加してないけど)
 レヴューのために久しぶりに聴いたけど、今でも充分に優れた良作だと思える。 89点。 初めて聴いた当時なら、何点つけてたのかな? ・・・まあ、確実に91点以上はつけていたかも知れないが。


NECRODEATH 「Phylogenesis」 (2009年・輸入盤)
 考えてみれば、ペソ が SADIST を離れて、既に10年以上が経っているのかぁ~~~・・・。 ・・・時が経つのは早いもんだ・・・。  勿論、バンドの中心となって曲を作っているのが ペソ なのは変わらないが。
 結成したのが'80年代中期なので、実質20年近く活動し、初めて結成してから25年。 
 メロデスとは明らかに違う、ドラマティックというか、かなりしっかりと練られた、ブルータル一辺倒ではない楽曲構成。
メンバーは、 Peso(Dr)以下、フレジアス(Vo) Pier(G) GL(B) となっている。

1. Awakening of dawn
2. I.N.R.I.
3. The theory
4. Extreme emotional shock
5. Time never dies
6. Propitiation of the gods
7. Cloned world   
8. Persuasive memory
9. Final war   

 2.が6分半、6.が7分半、9.が約7分 で、割かし長尺な曲も内包し、ブルータルな所ではしっかりとブルータルに、静かなパートではしっかりと静かに演出する という構成。
 かつて自身が創設したバンドでの経験を活かした、メインコンポーザー・ペソ による、見事な作曲センスが垣間見れる。 ・・・何故、これほどの作品が殆ど国内で出回らないのか、そして何故国内盤が出来ないのか、理解に苦しむのだが・・・。
 87点。  BURRN!誌では小澤さんが80点をつけていた。


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Sadistic Tribal Necrotic Vampire

 2005年に奇跡の復活を遂げた SADIST の1stアルバム&1996年末に奇跡の再始動を果たした NECRODEATH の紹介・第二弾。


 SADIST  NECRODEATH



SADIST 「Tribe」 (1996年国内盤,1995年初盤)
 公式ファンサイトの投票では、「一番好きなアルバム」アンケートで断トツトップとなっているアルバム。  
 ここでライナーを担当していた前田さん(BURRN!)は、「このバンドの存在を知っても“出身がイタリアの、風変わりなデスメタルバンド”という事で、当初は思いっきりナメてかかっていたが、2~3曲聴いただけでそういった気持ちが畏れに変わった」「見るからに弱そうなガキにいい気になって喧嘩を打ったら、実はそいつが格闘技のエキスパートで、気が付けば自分がボロボロにされていた,というシチュエーションに似ていた」 ・・・と、絶賛している。
 「Above the light」発表後、ファビオが脱退したので アンディ にベースと兼任してもらったが、彼も脱退してしまったので、専任ヴォーカルとして ザンナ(Zanna) を、ベーシストとして チコ を迎え入れた後の1994年、ペソが左手首を怪我し、暫くの沈黙を経て作り上げたアルバム。
 このメンバーで、件の IRON MAIDEN の「Wrathchild」カヴァーを作り上げている(別記事参照)。  ・・・そして、前田さんは「もはや、SADIST から目を放すことができない。」と、文章を締め括っている。
(オビ紛失。 ・・・元から無かったような気もするが;;)

1. Escogido (※ 2007年ライヴ映像)
 
2. India
3. From Bellatrix to Betelgeuse   
4. Den siste kamp
5. Tribe (※ 2009年ライヴ映像。 ヴォーカルは トレヴォール(Trevor)。 )
 
6. Spiral of winter ghosts
7. The ninth wave
8. The reign of azmat
[bonus track for Japan]
9. Enslaver of lies (live)
10. Sometimes they come back (live)

 1st や 3rd に比べて激しさが大分削がれているものの、トミー がライヴでギターとキーボードを交互に弾き分ける事を考慮した、緻密で美麗な楽曲構成となっている。
 点数は、92点。国内盤のライヴ曲のセレクトが見事。


NECRODEATH 「Draclea」 (2007年)
 結成から数えて、フルアルバムとしては通算8枚目。  (100% hell の記事)
 前作「100% hell」発表後、Andy がすぐに脱退してしまったので、“あの”LABYRINTH から助っ人として(正式メンバーではなくスペシャルゲスト扱いで)Pier Gonella を迎え、ギターパートの100% を手伝ってもらう事にw  また、前作で1%しかベースを弾いていなかった(笑)John は、今作を最後にバンドを脱退する。(別記事参照・上述)

1. V.T.1431
2. Smell of blood
 
3. Party in Tirgoviste
4. Fragments of insanity
5. Draculea   
6. Countess Bathory (cover of VENOM)
7. The golden cup
8. Impaler prince   
9. V.T.1476

 説明的文章 ・・・というか、とにかく情報の量自体は公式サイトの方にも少ないものの、すぐに「これは、吸血鬼伝説を扱ったコンセプト作品だ」と判る。
 残忍極まりない事で有名な“串刺し公”こと ヴラド・ツェペシュ 、本当は善政を敷いていたけど血友病に罹っていて病弱でもあった為にとんでもない思い違いを受けることとなる ドラキュラ伯爵、ベタな王道ファンタジー型の“アルカード”の名前(Alucard = Draculaの逆綴り)、そして(VENOM のカヴァーとはいえ)伝説の凶女、エリザベス・バートリー婦人 などを取上げ、ヨーロッパ正史の影と向き合っている。 SEや女声、様々な楽器の使い方が上手いと思う。
 点数は、コンセプトである事を踏まえ、カヴァーの出来も含めて 90点

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Obsessive Holy Crusty Pathways! - Sadist 「Crust」

 イタリアの雄、プログレ・デスの世界に於いては最高峰のバンドと言って良いだろう SADIST の、サードアルバム。

 B誌の前田さんが、2ndに引き続きライナーを担当。その文章を少しばかり引用&大幅編集してみると、
「まさか皆、彼らの事を忘れていなかっただろうね? ・・・ごめんなさい。僕は忘れてました。1年半前、絶賛して「もはやこのバンドから目を離せない」と締めたに拘らず・・・。 今年頭に「Made in tribute」での"Wrathchild"を聴いて、久々に思い出し、また忘れて・・・(中略) まるで一度別れた恋人と再会し、その魅力を改めて思い知らされ、再び恋に落ちるような感覚を味わった(ちなみに実際の恋愛でそんな体験は無い)。」
・・・,と、なっている。 ・・・多分この人、今既に SADIST のことなんてもう覚えてないと思う(爆)  ・・・なんて失礼な俺www

SADIST 「Crust」 (1997年)
オビなし(多分、紛失した ・・・と思う。 というより、その頃は捨てちゃっていたと思う。。。)
1. Perversion lust orgasm
2. The path

3. Fools and dolts
 
4. Holy...
5. Ovariotomy
6. Instinct
7. Obsession-Compulsion
8. ...Crust
9. I rape you
10. Christmas beat
 
[bonus tracks for Japan]
11. Take on me  12. Relax
 1.や 6.や 7.もアグレッションが全面的に押し出されつつ格好良くインテンシヴに曲が展開していく。インストの4.と 8.も良いと思うし、でも・・・・・・・・・

 以前の記事 でも紹介した 11.だが ・・・・・・・・・はっきり言って、物凄い悪ノリである。前の記事ではあれこれといった説明は控えたが、何とTV番組に出演して、こんな曲を披露していたのである・・・(まったく何やってんだか、もう。。。)
 91点。 やはり、ボーナス・トラックが減点対象として響いている。


紹介記事 1st  2nd  共に、NECRODEATH との抱き合わせだが、違和感は無い筈。

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Doubled Sadist's Embracing Away - 1,000 Melodic Desires

 

3rdアルバムの記事

 2007年発表の、バンド名を冠して発表された復活作。
 しかし、国内盤は出ていない。 いずれ、出るのだろうか?
言っておくが、これは、5枚目ではなく、実質“4枚目の”アルバムである。 誰が何と言おうとも!  「LEGO」・・・? 何それ?
1. Jagriti  2. One thousand memories
 
3. I feel you climb
4. Embracing the form of life
5. Tearing away
6. Kopto   
7. Excited and desirous
8. Different melodies   
9. Invisible
10. Hope to be deaf
11. Sadist

 1.は 2.のイントロ的なインスト。 対して、6.は 7.のイントロではない、独立したインスト(というように感じた)。  また、11.は、1stアルバムの収録曲を現行メンバー(ドラムだけ入れ替え)と現在のサウンドプロダクションで録り直したもの。 今回貼り付けてる「sadist」は、6.と同じ風景写真でBGMを差し替えたもの。
 世界最高峰の、ネオクラシカル・プログレ・デス。メロデスファンを自認するならば、これを聴かずに死ねない!!! というような、非常に素晴らしいナンバーが満載されている。 96点。

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・・・・・・最近、仕事が忙しい以上に、リホーム関係のことで家の中がバタバタして(当然大規模な模様替えの手伝いを連日している)、パソコンに触ったり音楽を聴いたり、そして特にアニメを観る時間が極端に無くなっている。
 だから多分、更新のペースも落ちていくと思う。

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Silence from Aput -SADIST「Season in silence」

 イタリア出身の、ネオ・クラシカル・スタイルのプログレ・デスを奏でる、世界トップクラスのバンド、SADIST の、最新作。     公式サイトへ。    YT公式サイトへ

  
  

SADIST 「Season in silence」 (2010年)
 
輸入盤につき、オビなし。 国内盤があっても良いと思うのに・・・。
1. Aput  2. Broken and reborn
3. Season in silence
 
4. The attic and the world of emotions
5. evil birds
6. Ogron  7. night owl
8. Snowman
9. Bloody cold winter
10. The abyss
11. Frozen hands  
12. Hiberna  

 1.は 2.のイントロ的な導入パート。 6.は 7.の、イントロ ・・・というようには自分は思えなかった(独立している と思った)。
 バンドリーダーである トミー ことTommaso Talamanca(G & Key) とアンディ(Andy Marchini)(B)、そして アレッシオ(Dr)&トレヴォール(Vo) の4人のアンサンブルは、相変わらず見事だ。
 92点。 曲、というかアルバム全体を通しての、怜悧さとかそういうのが、前作と比べると少し不足しているようにも感じたが・・・ しかし、やはり SADIST らしい美麗なメロディの充実振りは堅守されている。  ・・・ちなみに、B誌では全くレヴューされていない・・・。


 まさに、「激音の芸術」である。 ・・・・・・いや、そんなに言うほど、アグレッションはないかも知れないが。 「静」と「動」の絶妙なアンサンブルが心地好い。

 “クール” というよりは、敢えて “コールド(cold)” または “チリー(chilly)” と ・・・・・・・・・いや、やっぱり、“フローズン” と、賞賛すべきかな。


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The 1st Mater and 3rd Hatred of Darkness

 イタリア出身のカルトなスラッシュメタルバンド・NECRODEATH が解散した後、ドラマーの ペソ は、NECROSADIST(SADIST の母体) を始動させ、アヴァンギャルド且つネオクラシカル&プログレッシヴな方向性を持つ楽曲を トミー(本名:Tommaso Talamanca) らと共に作るようになる。
 その後、SADIST のライヴを観に来たファンから「NECRODEATH は、今どうしてるの?」という内容の事を訊かれ、かつて自分が活動していたバンドの重要性と人気を再確認し、ペソ は SADIST を離れて NECRODEATH の復興に乗り出す。
 そして、旧知の仲であった フレジアス(Flegias) をヴォーカルに据えて活動を新たに開始、かつての音楽性とは若干方向性を違えた形の、独自の美意識を持つ、ブラックメタルテイストを孕んだ、様式美型のデス/スラッシュスタイルの楽曲 (註:決して、デスラッシュ ではない)を提示するようになって行く・・・・・・

 そんなバンドの、再結成してからごく初期の頃のアルバムを、紹介しておきたい。

 この2作に関しては、今は亡きサウンドホリック社から出ている国内盤で買うことができた。 ・・・こんなことなら、もっと早く(amazon.co.jpから)買っとけば良かった ・・・・・・・・・と、つくづく思う。


NECRODEATH 「Mater of evil」 (1999年)
 最近の NECRODEATH が作曲し、演奏しているタイプの楽曲の原型と言える作風。
オビ:「ザ・レジェンド・イズ・バック! スラッシュ・メタルの生き証人、ネクロデス衝撃の復活作第1弾がこれだ! 全盛期の暴虐性に一片の衰えも見せない凄まじいまでの激烈ぶりに圧倒されまくりの35分間! 今、伝説に新たなる一ページが刻まれたのだ! 

1. The creature
2. Flame of malignance
3. Black soul
4. Hate and scorn   
5. Iconoclast  
6. Void of Naxir
7. Anticipation of death
8. Experiment in terror
9. Serpent
10. At the roots of evil
11. Fathers
 
 5.は、デビューEP収録のものを再録したもの。 どうやら、デビュー当時の粗い原曲は出回ってないらしいが。
 フレジアス の歌唱もさる事ながら、考え抜かれたギターリフ & SLAYERDEATH に近いギターソロのフレーズ、SADIST を経た ペソ の作曲とドラム演奏センス、そして何と言っても、ヴォーカルを含めた4つの全楽器のアンサンブルが醸しだすドラマ性が、格好良くて気品に溢れている。
 最近のこのバンドの曲と比べると、“まだ原点にいる”ような若干未熟な点も感じるものの、ドラマティックでインテンシヴな要素がひしひしと感じられる事もあり、86点を付けておきたい。

続いて、3rdを。

「Ton(e)s of hate」 (2003年)
 ミッドテンポ~スローなパートの印象深さは、以降の名作アルバムへの伏線。 
オビ:「呪われし死者が奏でる激烈なる狂奏曲  イタリアン・エクストリーム・メタル界の重鎮ネクロデス、待望の5thアルバム遂に完成! アンダーグラウンド・シーンの狂える凶悪カルテットが放つ暴虐極まりない復活第三弾! 不死の魂は怒りの音色を召喚す! 泣き、叫び、切り刻め!」

1. Mary-mouthed hypocricy
2. Perseverance pays
3. The mark of Dr.Z
4. The flag
5. Queen of desire
6. Petition for mercy
7. Last ton(e)s of hate
8. evidence from beyond  
9. Bloodstain pattern
[ Bonus track for Japan ]
10. The flag of the inverted cross

 10.は、1987年のデビューアルバム「Into the macabre」収録のナンバーそのまんまを収録したものであり、これを現在(2003年当時)のヴァージョンへと発展させたのが、4.である。
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・大まかな内容については、先に紹介したアルバムと同じく。 強いて言えば、「スラッシュメタルをルーツとしたリズム」に、固執している感がある。
 85点。 各楽器のパートがより分離して聞こえる様になり、フレジアスのヴォーカルも格好良くなり、ギターはあまり“弾きまくり”にならないように、メロディを大切にしながら凶性を演出している。 ベースサウンドもはっきりと聞こえているし。


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Blackdeath of Necrotic Pitch -NECRODEATH

 最近、録画モノは殆ど観れない状況にある。 頑張って、溜まった番組を観て消化していきたい ・・・と、思いつつ。

 大畑さんのラストプレー(ラグビーの話題)は、結果だけなら既に知っているけど、やっぱりしっかりと観て内容を堪能し、感想を書きたいし。

 アニメは・・・ 「べるぜバブ」とか、2クール目の「バクマン。」「とある魔術~」などを観ている。
 でも、レヴュー記事の方は全然書いていなかったり。


・・・・・・・・・・・・・・・し、仕事 が・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・か、家事 が・・・・・・・・・・・・・・・


・・・・・・・・・・・・という、しょーもないグチはともかく。



 今回紹介するのは、NECRODEATH の再起動後の2ndアルバムである。

 既にこれまでに何度も説明しているので、とにかく、語る内容はできるだけ少なくしておきたい。

NECRODEATH 「Black as pitch」 (2001年)
 
 輸入盤に付き、オビなし。
1. Red as blood
2. Riot of stars  
3. Burn and deny
4. Mortal consequence
5. Sacrifice 2K1
6. Process of violation → YT上URLへ。
7. Anagaton
8. Killing time
9. Saviours of hate
10. Join the pain
11. Church's black book  

 
 6.のPVは・・・ 以前に紹介もした事があるけれど ・・・・・・・・・当初から既に格好良い フレジアス の体躯・動きと、思わず笑ってしまう ペソ のパーカッション・パフォーマンスのインパクトが物凄く強い。

 81点。 この当時から、“インテンシヴ”にして、“インテレクチュアル”な楽曲構成となっている。


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Tribution for Ancient Necrotic Bones - NECRODEATH「old skull」

 イタリアが世界に誇る、専任ヴォーカルを含む4人組のテクニカル・デスメタル・バンド、NECRODEATH の、2010年に発表された、特別企画盤を。

 当然、海外から家に到着してから即行一度聴き、その後カーステに放り込んでヘヴィーローテーションして聴いていた。  購入記事


NECRODEATH 「Old skull」 (2010年)
 去年の春頃に発売されていたことは知っていたのだが、「最大規模のマーケットプレイス」を謳うamazonでも日本国内向けの物が発売されておらず、買えない状況が続いていたのだが・・・ ようやく見つけた海外のCDショップを利用して注文し、そして手に入れる事が出来た。
 NECRODEATHメンバーが影響を受けたバンドへの敬意を表した、トリビュート(+α)アルバムで、かつてバンドに在籍していたり、交友がある 等のミュージシャンが多数ゲスト参加している。

1. Mater tenebrarum (NECRODEATH 2010)
2. Black magic  (SLAYER) 
3. Raise the dead  (BATHORY)  
4. Pleasure to kill  (KREATOR)  
5. Paranoid  (BLACK SABBATH)  
6. Sodomy and lust  (SODOM) 
7. Bloodlust  (VENOM) 
8. Ace of spades  (MÖTORHEAD)
9. Am I evil?  (DIAMOND HEAD)  
10. Mater tenebrarum (NECRODEATH 1985)

 1.で BULLDOZERA.C.Wild が語りで参加し、
 2.で 元バンドメンバーの John がベースで、
 3.で元メンバーの Claudio がギターで、
 6.で SCHIZOMONDOCANE で活躍している Alberto Penzin がベースで、
 8.で BULLDOZERAndy Panigada がギターで、
 9.で 元メンバーの Andy Bonfiglio がギターで、それぞれ参加している。

 10.が蛇足 だと感じるのは、私だけだろうか・・・???  あと、8.が他の曲と比べて、このアルバムの中でかなり浮きまくり だと感じざるを得なくて若干のバランスの悪さを感じた。 このバンドには、パンク/ロックンロール系の楽曲構成は不似合だ という事が良く解った。
 その事からも、VENOM というバンドがどのような楽曲構成の音楽を作り出そうとしていたかが逆説的に判る というものである。

 点数は、80点。 

 既に新アルバムが発表されていたとは・・・・・・(大量汗)  楽しみでもある。

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Ideology And History of NECRODEATH

 イタリアはミラノに位置するメタル系レーベル、SCARLET RECORDS が満を持して世に送り出した NECRODEATH の最新スタジオ作。   購入記事
 共にオビなし。


NECRODEATH 「Idiosyncrasy」 (2011年)
 各曲にタイトルは付いておらず、Ⅰ から Ⅶ までのローマ数字が振られているだけ,という、極めて単純なネーミング。 この事から、コンセプトものであろう事が伺える。
 輸入盤につき、当然オビは無い ・・・のだが、その分説明文が殆ど無いので、残念だ。
 メンバー表記が若干変わっており(面白い内容になっている)、
Mr.Peso : Drums and Machine-guns
Mr.Flegias : Vocals and Revolvers
Mr.Pier : Guitars and Knives
Mr.GL : Bass and Dynamite
 であり、また、作詞作曲のクレジット表記は、
All music by Mr.Peso and Mr.Pier
All words by Mr.Peso and Mr.Flegias
 となっている。

Ⅰ.    
Ⅱ.
Ⅲ.    
Ⅳ.    
Ⅴ.
Ⅵ.
Ⅶ.    

 トータル7曲で40分前後という、若干抑え気味の(ミニアルバムに近い)内容 だが、当然ながら聴き手を十分に満足させうるインテンシヴな内容。
 各楽器のソロパート以外にも、それぞれが演奏しているフレーズが極めて聞き取りやすく、しかも、オーソドックスなギターリフを始めとする、何となく聞き覚えのあるフレーズが「ここぞ!」というタイミングで曲を盛り上げる為に登場してくるので、「聴いていてヒマになってくる」感は全く無く寧ろ完全に逆の効果を発揮するほど鋭いものである
 スラッシュビートとデスメタルらしく凶性を秘めたフレーズ、そして勿論、構築美に優れた絶妙なテクニカル&ドラマ性・・・・・・  「デスラッシュ界随一の芸術家」という表現がしっくり来る作風。
 点数は、94点。 激しく売れなきゃ絶対におかしいだろ、と思う。

 前作アルバムの記事


「Age of fear」 (2011年)
 ベスト というよりは、アンソロジー的な意味の強い作品。 バンドの歴史が紐解ける曲配置となっている。

1. Mater tenebrarum
2. Awakening of dawn   
3. I.N.R.I.
4. Smell of blood
5. Master of morphine
 
6. Forever slaves
7. Queen of desire (original(2003) version)
8. Burn and deny
9. Hate and scorn
10. Flame of malignance
11. Eucharistical sacrifice   
12. At the mountains of madness   
13. The theory (live)
14. Queen of desire (Onyric version)  
15. Black Magic

 1.は「Old skull」 、2.と 3.は「Phylogenesis」 、4.は「Draculea」 、5.と 6.は「100% hell」 、7.は「Ton(e)s of hate」 、8.は「Black as pitch」 、9.と 10.は「Mater of evil」からの出展。
 そして、11.は解散以前の2ndEP「Fragments of insanity」 、12.は1stEP「Into the macabre」からの出展である。
 また、15.は、SLAYER のカヴァーで、「old skull」に載っていたヴァージョン。

 点数は、92点。 上に同じく、相当な売り上げを誇っていないとおかしい。


今後も、ずっと意欲的に活動していって欲しい。


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テーマ : MELODIC DEATH
ジャンル : 音楽

プロフィール

KnackValm

Author:KnackValm
 URL とブログ名で判る通り、とてもカオティック(混沌的)にあれこれがムチャクチャに混ざり合っているので、ご注意を。
(1万アクセス越えを機に、HNをマイナーチェンジ)


 ドラマは殆ど観ない。 アニメは観る、但し殆ど深夜もの!
 CLAMP先生、PEACH-PIT先生以外にも、特に 東條仁先生や今野直樹先生、藤原カムイ先生、高橋留美子先生、藤原芳秀先生、島本和彦先生等々の作品も好む。
 ファンタジーとSFとスポーツと、ストイック・ハードボイルドな漫画を好む。 最近は、「バチバチ」と「弱虫ペダル」にハマッている。
 ゲームは、もっぱらファルコムかStudioGIW。要するに、PCゲーム。
(註:ネタバレ全開状態で突き進むので、そこの所注意して読んでいくように!!!)
  “自称・オタクらしからぬオタク”。
よく見るニュースは、福祉・国際・人権・文化・学問(特に生物学)など。

・・・好きな音楽は、ジャズ/フュージョンやHR/HM系、メロディック・デスなど。 あと、BONNIE PINKや'90年前後の女声HR、ファンクやR&Bも。

 リンクする際には、是非ともご一報を。

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